2025.09.10
シカゴ・ブルズは5月5日(現地時間4日)、ブライソン・グラハムを球団運営部門の統括責任者(エグゼクティブ・バイスプレジデント)に任命すると発表した。
グラハムは2010年にニューオーリンズ・ペリカンズのインターンとしてキャリアをスタートさせ、2024年に同球団のGM(ゼネラルマネージャー)に就任。昨年夏にはアトランタ・ホークスのGMであるオンシー・サレーからヘッドハンティングを受け、今シーズンは同球団の上級幹部であるシニア・バイスプレジデントを務めていた。ペリカンズのインターンから16年のキャリアを経て、今回ブルズの統括責任者へと昇格を果たした。
39歳のグラハムは、優れたスカウティング能力でリーグ内でも高く評価されている。ペリカンズ時代には、トレイ・マーフィー三世(全体17位)やハーバート・ジョーンズ(同35位)、ダイソン・ダニエルズ(同8位)、ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(同17位)といった面々をドラフト指名した実績を持つ。このうちホークスで再びチームメートとなっているダニエルズとアレクサンダー・ウォーカーは、それぞれ昨シーズンと今シーズンのMIP(最優秀躍進選手賞)を受賞している。
ブルズは声明で、グラハムを次のように評価している。
「彼はバスケットボール運営の現場で下積みからキャリアを積み重ねてきました。その経験により、成功する組織を構築し、持続させるための深い理解を備えています。優れたコミュニケーターであり、規律ある思慮深い意思決定者で、選手や関係者との信頼関係を築ける人物です。現代のリーグや選手を理解し、タレント育成と勝てる文化の構築に必要な要素を把握しています」
現地メディア『ESPN』によると、ブルズは先週、複数の候補者と対面での面接を実施。週末にかけてデトロイト・ピストンズのシニア・バイスプレジデントであるデニス・リンジー、ミネソタ・ティンバーウルブズのマット・ロイドGMを含む最終候補3名に絞り込み、最終的にグラハムの起用を決断した。また、クリーブランド・キャバリアーズやサンアントニオ・スパーズのGMなどとも面談を行っていたという。
ブルズは今シーズンを31勝51敗(イースタン・カンファレンス12位)で終え、4年連続でプレーオフ進出を逃した。1990年代にマイケル・ジョーダンが築いた栄光や2010年代にデリック・ローズが見せた輝きが過去のものとなって久しい中、ジョシュ・ギディーやマタス・ブゼリスらを中心としたロスターの再構築が急務となっている。
なお、6シーズンにわたりブルズの指揮を執っていたビリー・ドノバンは4月のレギュラーシーズン終了直後に辞任。新ヘッドコーチの選定も並行して進められる見込みだ。
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