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激闘の末ピストンズに敗れたマジック、HCの解任を発表…敗退から1日足らずの決断

マジックがモーズリーHCの解任を発表 [写真] = Getty Images
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 5月4日、オーランド・マジックジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)の解任を発表した。「NBAプレーオフ2026」ファーストラウンドでデトロイト・ピストンズとの激闘の末、第7戦で敗れてから24時間も経たないうちに起きた出来事である。

 マジックの球団社長ジェフ・ウェルトマンは、以下の声明を発表している。

「ジャマールがマジックのために尽くしてくれたすべてに感謝している。彼のリーダーシップと、ヘッドコーチとしての多大な貢献に敬意を表する。この決断は難しいものだったが、新たな声と視点が必要な時期だと感じている。ジャマールとその家族の今後の幸運を心から祈っている」

 47歳のモーズリーは過去5シーズンにわたってマジックの指揮官を務めた。再建期にあったチームの立て直しを託され、直近3シーズンはプレーオフ連続出場を果たしたものの、いずれもファーストラウンド突破には至らず。今シーズンはピストンズとのシリーズで3勝1敗から逆転を許し、第7戦の末に敗退した。HCとしての通算成績は189勝221敗だった。

 2021年にヘッドコーチへ就任したモーズリーは、それまでデンバー・ナゲッツ、クリーブランド・キャバリアーズ、ダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを歴任。2024年に記録した47勝は、ドワイト・ハワードらを擁した2011年以来の勝利数となった。

 モーズリーの指揮下で、マジックは強固なディフェンスを軸としたチーム作りを進めた。一方で攻撃面では課題を残し、昨年オフには1巡目指名権4本と引き換えにメンフィス・グリズリーズからデズモンド・ベインを獲得する大型トレードを敢行。しかし、パオロ・バンケロフランツ・ワグナーら主力の相次ぐ負傷離脱も響き、期待された飛躍には至らなかった。

 主力の負傷に苦しみながらも、チームを2度のサウスイースト地区優勝と3年連続のシーズン勝ち越しへ導いたモーズリー。本人のコメントは以下の通り。

「この5年以上の時間は本当に素晴らしいものでした。この組織と街は、私と家族にとってこれからも特別な存在であり続けます。ここでの時間が、選手やスタッフ、そしてマジックという組織にとって意味があり、今後も長く残るものになっていたなら、心から嬉しく思います。(オーナーの)デヴォス家には、このような素晴らしい機会を与えていただいたことに深く感謝しています。ファンの皆さんに対しては、感謝の気持ちしかありません。この街で、このチームを率いることができた喜びを決して忘れません。皆さんがマジックのファンであることを誇りに思えるようにすること、それが私の願いでした。この経験は一生忘れることはないでしょう」

 再建を支えた指揮官に別れを告げ、マジックは早くも次なるステップへ向けて動き出した。

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