2025.07.08

バンケロ、5年約419億円での延長契約に合意…2022年ドラフト1位のエース

ルーキーマックス延長契約が報じられたパオロ・バンケロ [写真] = Getty Images
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 オーランド・マジックパオロ・バンケロが、5年2億8700万ドル(1ドル146円換算で約419億円)のルーキーマックス延長契約に合意した模様。7月8日(現地時間7日)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

 報道によれば、契約最終年にあたる2030-31シーズンはプレイヤーオプションとなっており、ルーキーマックス延長契約にプレイヤーオプションが含まれるのは2021年のルカ・ドンチッチ(当時ダラス・マーベリックス/現ロサンゼルス・レイカーズ)とトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)以来だという。

 さらに、同メディアの記事によると、今回の契約には、来シーズンにバンケロがオールNBAチームの選出や、MVP(最優秀選手賞)、DPOY(最優秀守備選手賞)のいずれかの栄誉に輝いた場合、ベースサラリーがスーパーマックスに引き上がる条件も含まれている模様。

 バンケロは2022年にドラフト1位でマジックに入団しNBAデビュー。ルーキーシーズンから存在感を発揮し、新人王とNBAオールルーキーファーストチームの選出を果たしている。2年目となる2023-24シーズンにはNBAオールスターにも選ばれ、チームを4シーズンぶりとなるプレーオフ進出へ導く活躍を見せた。

 3年目の2024-25シーズン、バンケロは右腹斜筋断裂というケガに見舞われ一時は戦列から離れたものの、出場した46試合全てで先発入りし、平均25.9得点7.5リバウンド4.8アシストと高いスタッツを残している。マジックはイースタン・カンファレンス7位(41勝41敗)で同レギュラーシーズンを終え、プレーオフでは第1ラウンドでボストン・セルティックスに1勝4敗で敗れている。

 2年連続でプレーオフ進出を果たしている一方でいずれも第1ラウンド敗退を喫しているマジックは、早くも来シーズンに向けた手を打っており、メンフィス・グリズリーズからデズモンド・ベイン、フェニックス・サンズからタイアス・ジョーンズを獲得している。

 マジックの球団社長は今回の延長契約について、「このコミットメントは、パオロの才能や人間性、そして勝利への欲求に対する私たちの信念を高いレベルで反映したものである」とコメントしている。

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