2025.07.08

三角トレードが成立…パウエルがヒート、コリンズがクリッパーズ、ラブらがジャズへ

トレードが報じられたコリンズ(左)とパウエル(右) [写真] = Getty Images
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 ロサンゼルス・クリッパーズユタ・ジャズマイアミ・ヒートの3チーム間でトレードが成立した模様。7月8日(現地時間7日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

 報道によると、ノーマン・パウエルがヒートへ、ジョン・コリンズがクリッパーズへ、そしてケビン・ラブカイル・アンダーソンがジャズへそれぞれ移籍する。また、ジャズはクリッパーズの保有する2027年の二巡目指名権も獲得する模様。

 パウエルは2015年にトロント・ラプターズでNBAデビュー。その後ポートランド・トレイルブレイザーズを経て、2022年からクリッパーズに在籍していた。昨シーズンは出場した60試合全てに先発し、平均21.8得点3.2リバウンド2.1アシストをマーク。3ポイント成功率は41.8パーセントを誇り、10年のNBAキャリアの中でも特に優れたパフォーマンスを残していた。カワイ・レナードジェームズ・ハーデンが引き続きチームを牽引する中で、チームはサラリーキャップ確保のためにパウエル放出を決断したものと思われる。

 コリンズは2017年にアトランタ・ホークスへ入団しNBAキャリアをスタートさせ、2023年からジャズに在籍していた。昨シーズンは40試合に出場し、平均19.0得点8.2リバウンド2.0アシストを記録している。新天地となるクリッパーズでは、ミルウォーキー・バックスから加入したブルック・ロペスとともにフロントコートの強化を期待されているものと見られる。

 9月に37歳を迎えるベテランのラブは、ミネソタ・ティンバーウルブズの一員として2008年にリーグ入りし、2016年にはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)らとともにクリーブランド・キャバリアーズで優勝を経験している。2023からヒートに在籍し、ジャズは4チーム目となる。ラブと同じUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)出身のアンダーソンは2024-25シーズン中のトレードでヒートに移籍しており、ジャズは自身にとって6チーム目となる。

 このトレードが報道された直後、ラブは自身のSNSアカウントを通して「自分が数学の問題になるなんて思ってなかったよ。NBAへようこそ」と、三角トレードの材料となったことについて皮肉を込めたジョークを放っている。

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