2025.04.25
10月27日(現地時間26日)時点で2勝2敗と、まずまずの出だしとなっているロサンゼルス・クリッパーズ。今シーズンはカワイ・レナードとポール・ジョージの二枚看板も揃い、プレーオフでの好成績も期待できるチームだが、先発ガードのノーマン・パウエルは開幕から本調子を取り戻せずにいる。
昨シーズン末にトレードでクリッパーズに加わったパウエル。昨季は移籍前のポートランド・トレイルブレイザーズと合わせて計45試合に出場し、平均19.0得点3.2リバウンド2.1アシストを記録している。また持ち前の守備力に加え、3ポイントシュート成功率は40パーセントを超えるなど、“3&D”としてチームに貢献していた。

開幕から本調子を失っているパウエル[写真]=Getty Images
しかし、今シーズンは4試合を終えて平均7.0得点とオフェンスに大きくブレーキがかかっており、3ポイントシュート成功率は8.3パーセントまで落ち込むなど、実力を発揮できていない時間が続いている。この不調に対し、同月26日のオクラホマシティ・サンダー戦で、パウエルはタロン・ルーヘッドコーチに激励されたようだ。現地メディア『Los Angels Times』が伝えている。
「ハーフタイムのとき、彼(ルーHC)に『次にシュートを外して頭を下げたら、試合から外すぞ』と言われたんだ。彼は僕の能力を信じてくれているし、この嵐が過ぎ去って、すべてがうまくいく試合を待っている」
フィールドゴールは9.3本、3ポイントシュートは3.0本と、平均試投数も昨シーズンに比べると減少しているパウエル。この数字についてルーHCは「彼(パウエル)の試投数に腹を立ててはいない。彼はシュートスランプから簡単に抜け出せないほど、試合で多くの役割を果たしている」と、労いの言葉をかけた。

パウエルのスランプに寄り添う姿勢を示したルーHC/写真は2021年[写真]=Getty Images
「突然シュートを乱発するようなことはないけれど」とルーHCの励ましに笑みをこぼしたパウエル。どのタイミングで復調できるかは分からないが、信頼する指揮官とともに本来の姿を取り戻してもらいたい。「間違いなく、彼(ルーHC)は僕をリラックスさせて、『僕ならやれる』と言わせたかったんだと思う。もっと良くなる方法を見つけて、努力を続けてみるよ」。
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