2026.05.05
ダラス・マーベリックスは5月5日(現地時間4日)、球団社長兼代表代行(ガバナー代理としてリーグ会議や意思決定に関与する役職)としてマサイ・ウジリを招聘することで合意したと発表した。ニコ・ハリソン前GMの解任から約6カ月にわたる人選の末、優勝経験を持つトップエグゼクティブを招き入れることに成功した。
ウジリは、トロント・ラプターズを2018-19シーズンの優勝へ導いた立役者として知られ、NBAでの球団運営のトップとして15年のキャリアを誇る。また、デンバー・ナゲッツ時代の2012-13シーズンにはエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーも受賞している。
オーナーのパトリック・デュモンは声明で次のようにコメントしている。
「ダラス・マーベリックスは、強固なカルチャーを持つ世界トップクラスの組織として、優勝を目指しています。マサイ・ウジリはこの時代を代表するバスケットボールリーダーの1人であり、彼の加入は我々の目標達成に向けた重要な一歩です。彼をファミリーに迎えられることを誇りに思います。そのエネルギーと決意、リーダーシップ、経験、そして実績に大きな期待を寄せています」
現地メディア『ESPN』の報道によると、ウジリとデュモンは昨年12月にラスベガスで約4時間に及ぶ会食を実施。その後も複数回の協議を重ねる中で、組織文化の構築力や高いコミュニケーション能力、強いコミットメントといった資質が高く評価されたという。なお、ウジリは今シーズン開幕前のドラフト後にラプターズを離れて以降、NBAの職務には就いていなかった。
マブスは昨年11月にハリソンを解任して以降、フロントトップが空席となっていた。ハリソンの解任は、ルカ・ドンチッチをロサンゼルス・レイカーズへ放出した昨年2月のトレードに対するファンの強い反発が続く中、チームが低迷したことを受けた判断と見られている。ハリソン解任後は、新人王に輝いたクーパー・フラッグを中心とした長期的な再建へと方針を転換していた。
マブスは今シーズンを26勝56敗で終え、ドラフトロッタリーでは8番目の確率を保持している。5月10日に開幕するドラフトコンバインを控え、ラプターズ時代にデマー・デローザン(現サクラメント・キングス)やパスカル・シアカム(現インディアナ・ペイサーズ)、スコッティ・バーンズらを発掘したウジリに陣頭指揮を託す。
ウジリは2003年に非営利団体「ジャイアンツ・オブ・アフリカ」を設立。アフリカ各地でキャンプや施設整備を行い、若者の育成と夢の実現を支援している。今年4月には、今シーズンから参戦するWNBAの新球団トロント・テンポのオーナーグループにも加わっている。今回の就任について、ウジリは以下のように抱負を語った。
「この重要なタイミングでダラス・マーベリックスに加われることを光栄に思います。このフランチャイズは、誇り高い歴史と情熱的なファン、そして勝利への強い意志を持っている組織です。選手やコーチ、フロントとともに、その基準にふさわしいチームを築き、最高レベルで戦える組織を作り上げていきたいと思います。ダラスで勝利をつかみます」
再建へ向け、マブスは実績十分のリーダーとともに新たな時代へと踏み出した。
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