2021.10.05

シモンズ不在の中、リーダーとして成長を遂げたエンビードを指揮官とハリスが称賛

シクサーズのリーダーとして君臨するエンビード[写真]=Getty Images
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 10月4日(現地時間3日)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズはトレーニングキャンプを終え、新シーズンに向けて本格始動することとなった。

 トレード要求をしてチームと決別宣言していたベン・シモンズは結局キャンプへ参加せず、先発ポイントガード枠には2年目のタイリース・マキシーが起用され、レギュラーシーズンでもマキシーがスターター入りすることが予想されている。

 そうした状況の中、リーダーとして一皮むけたのがジョエル・エンビード。リーグ最高級のビッグマンについて、トバイアス・ハリスはこう語っていた。

「彼は勝ちたがっている。このチームを勝利へと導きたいんだ。フロアで僕ら全員が成功を収めて、このチームを正しい位置へと引っ張りたいのさ。チームが今シーズン、どの部分にフォーカスすべきか、どこまで行きたいのかについて、僕らは何度も話し合ってきた。その中で、彼はいろんな選手たちとたくさん話していたよ。彼が選手として、コート内外で進化しているのが分かるはずさ。彼の成長はこのチームの成長と同様に大きなカギになる」。

 エンビードについて、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)もその働きぶりを称えている。

「彼が言うこと、やること全てだ。その両方をやらないといけない。彼は全てをこなしている。我々が彼に求めている数多くのことを、本当によくやってくれているよ」。

 ここまで来ると、今季シクサーズはシモンズ不在で戦っていくことになる。このチームにはエンビードを中心に、ハリスやダニー・グリーンセス・カリー、マティス・サイブル、マキシーといった選手たちに加え、新加入のアンドレ・ドラモンドやジョージ・ニアーンといった選手たちもおり、決して侮ってはならない。

 とはいえ、このチームがイースタン・カンファレンス上位の戦績を残し、プレーオフ進出、そしてどこまで勝ち上がることができるかは、やはりエンビードにかかっていることは間違いない。

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