2021.10.15

デュラントが離脱中のアービングについてコメント「怒っても彼の考えは変わらない」

デュラント(右)が離脱中のアービング(左)について言及した[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 ブルックリン・ネッツは先日、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒んでいるカイリー・アービングをチーム練習と試合へ参加させない方針を発表した。

 アービングは昨シーズン、フィールドゴール成功率50.6パーセント、3ポイントシュート成功率40.2パーセント、フリースロー成功率92.2パーセントを記録し、「50-40-90」クラブの仲間入りを果たした。まぎれもなくリーグ有数のガードであり、ネッツにとって重要な戦力であることは間違いない。

 だが、アービングは現在まで新型コロナのワクチンを接種しておらず、ニューヨーク州の法律により、ホームゲーム41試合とニューヨーク・ニックスとのアウェー戦2試合の合計43試合へ出場できないことに。同選手は先日、インスタグラムで生配信を行い、「チームにいるためには接種しなければいけないけれど、僕は接種しないことを選んだ。みんなにはこの選択を尊重してほしい」と自身の考えについて語った。

 ネッツは貴重な戦力を欠いたまま今シーズンに臨むことになりそうだが、当のチームメートはこの現状をどう思っているのだろうか。アービングの親友であり、チームの得点源であるケビン・デュラントが15日(現地時間14日)に行われたプレシーズン後の試合会見で言及した。

 KDは、先日チームが方針を発表して以来アービングと会話していないといい、チームから離脱し続けている現状に「怒ってどうなるの? それで彼の考えは変わらないよね」と腹は立てておらず、あくまで本人の問題だと強調した。そして、カイリー不在の穴については「代わりにプレーする選手がステップアップし、穴を埋めてくれるさ」とチームメートへ信頼を寄せた。

 アービングが今シーズンネッツでプレーするには、自身の考えを変えてワクチンを接種するか、ニューヨーク州の法律が変わるかのどちらか。果たして、今シーズンプレーする姿を見ることはできるのだろうか。
 

カイリー・アービングの関連記事