2021.10.27
10月20日(現地時間19日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズはロサンゼルス・レイカーズを121-114で下したものの、ステフィン・カリーはフィールドゴール成功率23.8パーセント(5/21)、3ポイント成功率も25.0パーセント(2/8)とリングからこぼれ落ちていた。
だが22日にホームのチェイス・センターで迎えたロサンゼルス・クリッパーズ戦で、そのカリーが大爆発を見せた。「僕は自分のショットを心配したことはない。一度もね」と試合後に振り返ったように、この日は序盤から大爆発。
トップ・オブ・ザ・キー右側からフェイクでディフェンダーを跳ばせて長距離砲を鮮やかに決めると、カットからドレイモンド・グリーンのパスを受けてレイアップ、その後もディープスリーや中央突破のドライブからレイアップ、クロスオーバードリブルで揺さぶってからステップバックの3ポイントを放り込むなど大当たり。
第1クォーターにフィールドゴール9本、うち3ポイント5本をパーフェクトで成功させ、なんと25得点の超絶パフォーマンス。
これにはカリー自身も「これまで、ここまで完璧なスタートを切ったことができたか分からないね。でも(今夜は)ジャンプからいい流れだったよ」と手応えがあったようだ。
続く第2、3クォ-ターで計10得点に終わるも、90-93の3点ビハインドで迎えた最終クォーターに10得点を集中砲火し、最終スコア115-113でウォリアーズを開幕2連勝へと導いた。
カリーはこの試合でフィールドゴール成功率64.0パーセント(16/25)、3ポイント成功率61.5パーセント(8/13)、フリースロー成功率100.0パーセント(5/5)と爆発し、ゲームハイの45得点に10リバウンドのダブルダブルをマーク。
「ステフ・カリー…彼はまさにステフ・カリーだったね。あんなことをやってのける選手は見たことがない。特に最後の2本はありえないものだったよ」。
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はクリッパーズに逆転を許した場面で立て続けに沈めた3ポイントを称賛していた。
それは2点ビハインドで迎えた第4クォーター残り約2分のディープスリー、残り約1分にも右エルボーの深い位置からキャッチ&シュートで長距離砲を突き刺し、カリーが自らの右腕で再びリードへと導いたからである。
ウォリアーズではカリーのほか、アンドリュー・ウィギンズが17得点6リバウンド、デイミオン・リーが11得点、グリーンが10得点6リバウンド7アシストを記録。
ホーム開幕戦となったクリッパーズ戦を前に、カリーは「すばらしいことになる。チェイス・センターに最高のシーズンが戻ってくるんだ。クレイ・トンプソンの復帰が待ちきれないよ」とファンの前で語り、有言実行となった。
トンプソンの復帰時期は12月末から1月上旬の予定ながら、この日見せたカリーのパフォーマンスは、1万8064人の観客を十二分に熱狂させたに違いない。
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