2021.10.28

昨季ペイサーズで平均20.7得点を残したキャリス・ラバートが復帰へ「準備はできている」

先日チーム練習へ復帰したラバート[写真]=Getty Images
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 今週始めに、インディアナ・ペイサーズキャリス・ラバートはコンタクトありのチーム練習へ参加し、戦列復帰が間近に迫ってきている。

 昨季途中にトレードでブルックリン・ネッツからペイサーズへ加入後、平均20.7得点4.6リバウンド4.9アシスト1.5スティールをマークしたスウィングマンは、トレーニングキャンプ中に背中の疲労骨折のためチームから離脱。

 プレシーズンゲーム期間に、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)はラバートが開幕から4試合は欠場すること、その後再検査を受けることになると語っていたと地元メディア『Fieldhouse Files』が報じていた。

 また、ラバートは10月28日(現地時間27日、日付は以下同)に「コーチ陣とメディカルスタッフたちのことは信頼している。でも僕は(復帰する)準備はできているよ」と口にしていたとも報道。

 だが開幕5戦目となった28日のトロント・ラプターズ戦で、ラバートは出場しておらず、チームは100-118で敗戦。指揮官は「彼がいつ試合に出場できるか分からないんだ。…近いうちだといいね」と話すにとどめており、現時点で具体的な復帰時期は明かされていない。

 ペイサーズはTJ・ウォーレンが足のケガのため欠場が続いているのだが、今年のドラフト1巡目13位で指名したルーキーのクリス・ドゥアルテが活躍しているのはうれしい誤算と言えるだろう。

 198センチ86キロのシューティングガードは、5試合を終えて平均37.0分18.6得点4.6リバウンド1.8アシストに3ポイント成功率41.7パーセント(平均3.0本成功)を残しており、スターターを務めている。

 このルーキーが好調を維持していることから、ペイサーズはラバートを無理して復帰させず、慎重にコンディションを見守っているのかもしれない。

 ただ、ラバートが戦列復帰すればペイサーズの選手層が厚みを増すことは明らかなため、この男がコートで躍動する日を心待ちにしたいところだ。