2022.01.17
NBAの2021-22レギュラーシーズンが幕を開けて2週間が経過。ここまで102試合が開催され、リーグの平均得点は昨季の112.1から107.6へダウン。
1試合における平均フリースロー試投数が19.9本と、リーグ史上最少のペースでシーズンが進んでいるのだが、これは今季から採用されたルール変更、意図的に接触してフリースローを獲得するプレーがオフェンシブファウルあるいはノーファウルになることが影響していると言っていい。
その一方、フィールドゴール成功率が昨季の46.6パーセントから44.6パーセント、3ポイント成功率も昨季の36.7パーセントから34.2パーセントと、2パーセント程度落ちていることも、平均得点の減少に直結している。
これは今季からボールがスポルディングからウィルソンへ変わったことが要因の1つ。ウィルソン側によると、できる限り再現しようとしてきたと話しているものの、実際に試合で扱う選手たちの一部は受け入れていないようだ。
『Sports Illustrated』によると、NBA選手会(NBPA)の会長CJ・マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)は「僕らは今なおアジャストしているところ」と発言。ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは「(これまでとは)違うバスケットボールだ。スポルディング製と同じタッチじゃない」と批判まで飛び出している。
数年前、リーグが合成皮革のボールへ変更するも、不満が続出したことでオリジナルレザーのボールへシーズン途中に切り替えたことがあった。
ただ今回はスポルディング製からウィルソン製と、提供会社が変わっているだけに、どうなっていくかは気になるところ。もし今後も選手たちからの不満が大きくなれば、変更を余儀なくされるかもしれない。
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