2021.11.12

開幕から不安定なブレイザーズ、不調のリラード「ルール改定がこんなに影響するとは…」

開幕から不調の続いているリラード[写真]=Getty Images
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 あと数日で開幕から1カ月となるNBAだが、西地区のプレーオフ常連であるポートランド・トレイルブレイザーズは12日時点で5勝7敗とスタートダッシュに苦戦している。10日のロサンゼルス・クリッパーズ戦も最後の最後に突き放されて敗戦と、勝利になかなか手が届かない。

 難しい戦いが続いているブレイザーズだが、苦戦の原因の1つにはエースであるデイミアン・リラードの不調が挙げられるだろう。現時点で12試合に出場しているリラードの平均得点は20得点と、ルーキーイヤー以来の数字となっており、シュート成功率は38パーセントとキャリア最低の数値を記録している。

 そんなリラードは、海外メディア『BroBible』のインタビューに応じ、自身の不調についてファールルールの改定が原因だと語っている。

「ルール改定を受け入れられない。あまり深く突っ込みたくはないが、審判が多くを見逃していることにイライラしてるよ。僕は審判をだましたり、トリックプレーをするわけじゃないから、まさかルール改定がこんなに影響するとは思わなかった。だけど、これは受け入れがたいね」

 ルールの改定は意図的にファールを引き出すことを抑制するためのものであったが、そうしたプレーはしていないと話すリラードにとって、吹くべきコールが吹かれないのは相当なストレスだろう。チームを上昇気流に乗せるためにも、リラードは新ルールに折り合いをつけられるだろうか。

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