2021.12.22

NBAコミッショナーのアダム・シルバー「今の時点で中断するつもりはありません」

アダム・シルバー コミッショナー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 12月22日(現地時間21日、日付は以下同)。NBAコミッショナーのアダム・シルバーが『ESPN』の「NBA Today」でインタビューに応じた。

 NBAは選手の97パーセントが新型コロナウイルスのワクチンを接種した状態で今季を迎えるも、12月に入って安全衛生プロトコル入りが急増。今月に入って7試合が延期となり、先日は同プロトコル入りした選手の人数に合わせて代替選手と契約していくことでリーグとNBA選手会が合意に達したと『ESPN』が報道。

 シルバー コミッショナーによると、現在NBAが行なっている新型コロナの検査で「陽性反応のうち、およそ90パーセントがオミクロンになっています」という。

 現在ではケビン・デュラントジェームズ・ハーデンカイリー・アービング(いずれもブルックリン・ネッツ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)といったスター選手たちが同プロトコル入りしており、ベストメンバーをそろえることができないチームもあるなか、コミッショナーは「今の時点で中断するつもりはありません」と語る。

「このウイルスが根絶することはないでしょう。我々は(ウイルスと)共に生きていかなければなりません。今、リーグはそれを経験しているところだと見ています」。

 NBAは26日にクリスマスゲームがあり、年末年始も日程どおりに試合を開催していくこととなる。12月27日から1月9日にかけて、選手やコーチ、スタッフたちはマスク着用となるのだが、どこまで新型コロナの感染リスクを下げることができるのか。選手たちが同プロトコル入りによって隔離となり、復帰直後にケガをしてしまうことがないように願うばかりだ。