2022.03.30
3月17日(現地時間16日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズvsボストン・セルティックス。ウォリアーズは88-110で敗れ、連勝が4でストップした。
だがそれ以上に痛かったのは、得点源でチームの中心であるステフィン・カリーの途中退場だ。第2クォーター途中のルーズボール争いで、カリーの左足にマーカス・スマート(セルティックス)がダイブしてきたことで負傷し、その後コートへ戻ることはなかった。
『ESPN』や『The Athletic』によると、カリーは試合後にMRI検査を受検。左足の靭帯など構造上の損傷はなかったため、深刻な大ケガには至らなかったものの、靭帯のねんざにより無期限の離脱になるという。
現在ウォリアーズは47勝23敗でウェスタン・カンファレンス3位に位置している。3シーズンぶりのプレーオフ進出が確実視されており、15日のワシントン・ウィザーズ戦でドレイモンド・グリーンが待望の復帰。カリー、グリーン、クレイ・トンプソンが久々にそろい踏みとなったばかりだった。
プレーオフまで約1カ月というレギュラーシーズン終盤で、チームトップの平均25.5得点に5.2リバウンド6.3アシスト1.3スティールを記録するスーパースターが離脱となったことは大きな痛手と言っていい。
スティーブ・カーヘッドコーチとグリーンはスマートが見せたプレーについて“ダーティ”とは言わなかったものの、「危険だ」、「不必要だ」とみなしていたのだが、スマートは「ボールが見えたからダイブした。プレーメークしようとしたんだ。不運なことに、あれが発生してしまったんだ」と試合後に口にしていた。
カリー不在時は、トンプソンやアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プールといった選手たちが得点面で重要な役割を担うこととなる。プレーオフ開幕時に復帰できるかもしれないという報道もあるなか、グリーンは「俺たちは毎回誰かが戻ると、また誰かが離脱しているみたいだ。だから本当に心配だ」とカリーのケガの状況を危惧していた。
ウォリアーズとしてはカリー不在の間にほかの選手たちがステップアップし、プレーオフに向けて何か手ごたえをつかんでおきたいところだ。
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