2022.03.21

左足靭帯捻挫のカリーが「最初の段階で焦りたくはない」と復帰へ向けて慎重な姿勢

負傷後、初めて会見に応じたカリー[写真]=Getty Images
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 3月21日(現地時間20日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが会見に応じた。

 今季平均25.5得点5.2リバウンド6.3アシスト1.3スティールを残すスーパースターは、17日のボストン・セルティックス戦でマーカス・スマートとのルーズボール争いの際に左足を負傷。

 MRI検査の結果、靭帯などの損傷こそなかったものの、左足の靭帯捻挫と診断。当初は無期限離脱と現地メディアが報じていたものの、チーム側は19日に2週間後に患部の再検査を行なうと発表した。

「最初に痛みがあったのは確かだね。でも日を追うごとに良くはなっている。回復に向けて査定しようとしている。彼ら(チームスタッフ)が1日1日、どれほど時間をかけているかも知っている。僕としては辛抱することで、(患部が)治っていくんだとわかっているよ」。

 カリーは左足の状態についてそう話し、接触したスマートについては「彼は彼のプレーをしただけ。別にあのプレーに悪意があったり、ダーティだったとは思っていない」とも話していた。

 現在は足を使わず、上半身や体幹を鍛えるべく、限られたメニューでトレーニングをしているものの、我慢していくことが必要だと感じているという。

「治療の最初の段階で焦りたくはない。シューズを履いてコートへ戻る時、クレイジーな痛みと付き合いたくないからね。もしここで早く戻ろうとしすぎてしまうと、最終的に(復帰時期が)長引いて厄介なことになるかもしれないからね」。

 もしカリーが2週間後の再検査で復帰となれば、レギュラーシーズン残り5試合に臨めることになる。その後4月17日からプレーオフが幕を開ける。「(復帰までには)十分な時間がかかると思う。けど、僕は楽観主義者なんだ」と話していることから、プレーオフ開幕前には復帰できると見ているのだろう。

 ウォリアーズは21日終了時点でウェスタン・カンファレンス3位の47勝24敗。2位のメンフィス・グリズリーズ(49勝23敗)とは1.5ゲーム、4位のユタ・ジャズ(45勝26敗)とは2.0ゲーム差のため、ここから順位の変動があるかもしれない。

 それでも、連敗続きにでもならない限り、ウォリアーズが3シーズンぶりのプレーオフへ駒を進めるのは確実視されており、カリーが復帰してベストメンバーで臨めるかに注目が集まる。

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