2022.04.27

1勝3敗と追い込まれたブルズ…ラビーンが安全衛生プロトコル入りで第5戦出場が微妙に

シリーズ平均19.3得点を残すラビーン[写真]=Getty Images
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 4月27日(現地時間26日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズのビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)は、ザック・ラビーンが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルに入ったことで、28日のシリーズ第5戦の出場がquestionable(疑わしい)になったと明かした。

 ブルズの指揮官は、ラビーンが27日の朝の時点で体調があまり良くなく、第5戦の会場となるミルウォーキーへチームと同行しないとも話している。ラビーンはこれからさらに検査をして陰性反応とならなければ欠場することとなる。

 今季5シーズンぶりにプレーオフ進出を果たしたブルズは、昨季覇者ミルウォーキー・バックスとのファーストラウンド4戦を終えて1勝3敗と追い詰められている。そのため、シリーズ平均19.3得点5.3リバウンド6.0アシストを残すオールスターガードが欠場となれば、戦力ダウンすることは間違いない。

 ラビーンと共にブルズを引っ張ってきたデマー・デローザンは27日のチーム練習後に「僕に言わせれば、最悪だね。バスケットボールの前に、何よりも、健康面のことだからね。まず何よりも、彼にとって最悪なこと。それに僕らが彼とプレーできないこと。(もし欠場となれば)彼はプレーオフのシリーズをフルでプレーできる機会をなくしてしまうんだ」と語り、こうも話していた。

「彼がどう感じているのか、僕には想像さえもできないよ。今最も重要なことは、健康面をクリアして彼が出てくること」。

 おそらく、デローザンの言葉が、ブルズの選手たちの思いを代弁していると言えよう。ブルズとしては第5戦を制して、なんとかシリーズを長引かせたいところだ。

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