2022.10.29
4月21日(現地時間20日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズが昨季覇者ミルウォーキー・バックスとのプレーオフ ファーストラウンド第2戦を114-110で競り勝ち、シリーズ戦績を1勝1敗のタイとした。
今季ブルズはイースタン・カンファレンス6位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終えるも、3位のバックス(51勝31敗)との直接対決では4戦全敗。18日のシリーズ初戦にも86-93で敗れていた。
「レギュラーシーズンがどうだったかは関係ない。これは(プレーオフという)全く新しいスタートであり、新たなマインドセットで臨むものなんだ」。
ブルズを勝利へと大きく引き寄せたのは、試合後にそう語ったデマー・デローザン。初戦でフィールドゴール成功率わずか24.0パーセント(6/25)の計18得点に終わった32歳のベテランは、この試合でフィールドゴール成功率51.6パーセント(16/31)にフリースロー9本を全て決め切り、ゲームハイかつプレーオフ自己最多の41得点に7リバウンド4アシスト2ブロックと殊勲の活躍で勝利に大きく貢献。
さらにニコラ・ブーチェビッチが24得点13リバウンド、ザック・ラビーンが20得点、パトリック・ウィリアムズが10得点9リバウンドをマーク。
「もし相手に20回敗れていたとしても関係ないんだ。これは僕らにとってやり合う機会。僕らはそれを利用しなきゃいけないのさ」とデローザン。
デローザンやブーチェビッチ、ラビーンといった主力が点を積み重ねたことに加え、ブルズでは先発入りしたアレックス・カルーソの貢献も見逃せない。9得点10アシスト2スティール2ブロックを残し、出場時間帯における得失点差で両チーム最多のプラス16をたたき出した。
一方のバックスでは、ヤニス・アデトクンボが33得点18リバウンド9アシスト2ブロック、ブルック・ロペスが25得点6リバウンド、クリス・ミドルトンが18得点5リバウンド8アシスト2スティール、ドリュー・ホリデーが15得点6リバウンド6アシスト、ウェスリー・マシューズが11得点2ブロックを残すも勝ち切れず。
だがバックスにとって敗戦よりも痛いのはケガ人の状況だろう。2試合連続で欠場となったジョージ・ヒルは、腹部の張りにより復帰時期が未定。そしてこの試合ではボビー・ポーティスがリバウンドを奪う際にトリスタン・トンプソンのひじが顔面に当たって途中退場。さらにチーム2番手の得点源ミドルトンが第4クォーターにドライブしていた時にスリップして左足を負傷。ミドルトンは左ひざの内側側副靭帯を捻挫してしまい、22日にMRI検査を受けることに。
この3選手が次戦でプレーできるかは微妙で、バックスの戦力ダウンは明らか。シリーズは23日に会場をシカゴへ移動して開催されることとなる。
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