2022.04.18

今季の主要アウォード最終候補たちが発表…4季連続で外国籍出身選手がMVPを獲得へ

昨季MVPに輝いたヨキッチは今季もファイナリストに[写真]=Getty Images
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 4月18日(現地時間17日、日付は以下同)。NBAは2021-22レギュラーシーズンにおける主要アウォードのファイナリスト(最終候補)を発表した。

 この日NBAから発表された6つのアウォードのファイナリストは下記のとおり。
※チーム名は略称、並びはファミリーネームのアルファベット順

2021-22レギュラーシーズンの主要アウォード最終候補リスト

■MVP(最優秀選手賞)
ヤニス・アデトクンボ(バックス)
ジョエル・エンビード(シクサーズ)
ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)

■新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)
スコッティ・バーンズ(ラプターズ)
ケイド・カニングハム(ピストンズ)
エバン・モーブリー(キャバリアーズ)

■最優秀守備選手賞(ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)
ミケル・ブリッジズ(サンズ)
ルディ・ゴベア(ジャズ)
マーカス・スマート(セルティックス)

■MIP(最優秀躍進選手賞)
ダリアス・ガーランド(キャバリアーズ)
ジャ・モラント(グリズリーズ)
デジャンテ・マレー(スパーズ)

■最優秀シックスマン賞
タイラー・ヒーロー(ヒート)
キャメロン・ジョンソン(サンズ)
ケビン・ラブ(キャバリアーズ)

■最優秀コーチ賞
テイラー・ジェンキンズHC(グリズリーズ)
エリック・スポールストラHC(ヒート)
モンティ・ウィリアムズHC(サンズ)

MVPは4季連続で外国籍出身選手に
DPOYやMIP、シックスマン賞にCOYの行方にも注目

 MVPの最終候補は当初の予想どおり、アデトクンボ、エンビード、ヨキッチという三つ巴の争いに。昨季はセルビア出身のヨキッチ、一昨季までの2シーズンはギリシャ出身のアデトクンボが選ばれており、4シーズン連続で外国籍出身選手たちの受賞が確実に。今季カメルーン出身のエンビードが初選出となるか注目。

 新人王候補も順当で、DPOYはビッグマンのゴベアとウィングのブリッジズ、スイッチディフェンダーのスマートがトップ3に。もしゴベアが受賞すれば歴代最多タイとなる4度目、ブリッジズが手にすればウィングプレーヤーとして15、16年のカワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)以来初、ポイントガードのスマートが獲得すれば1996年のゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)以来初の快挙となる。

 MIP候補は、今季初の平均20得点超えを果たし、オールスター初選出を飾った若手3選手、シックスマンではイースト首位に立ったヒートのヒーロー、リーグベストの戦績を残したサンズのジョンソン、キャブズ躍進をベンチから支えたラブが入った。

 また、最優秀コーチ賞はグリズリーズを球団史上最多タイの成績へ導いたジェンキンズHC、ヒートをイーストトップに引き上げたスポールストラHC、サンズを球団史上ベストの戦績へと誘ったウィリアムズHCがファイナリストに。今季は誰が選ばれても初受賞となる。

 なお、各アウォードの受賞者はプレーオフ期間中に発表予定。これらの主要アウォードと共に、オールNBAチームやオールディフェンシブチーム、オールルーキーチームも発表されることとなる。