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今年のバスケットボール殿堂入りを決めたティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)は、現役時代に“キラークロスオーバー”と評された切れ味鋭いボールハンドリングと強気なプレーで魅せてきた。
1991-92、92-93と、2シーズン連続で平均20得点10アシスト以上をマークしたポイントガードは、その後ケガに苦しんだものの、96年2月にトレードでマイアミ・ヒートへ移籍後に息を吹き返す。
96-97シーズンにアロンゾ・モーニング(元ヒートほか)と共に主軸を務めて平均20.3得点8.6アシスト1.9スティールと大活躍し、オールNBAファーストチームに選出。
NBAキャリア13シーズンで5チームに所属して計867試合(うち先発は770試合)に出場し、平均17.7得点8.2アシスト1.6スティールを残したハーダウェイは、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ5度選ばれてきた。
2003年を最後にNBAのコートから離れた男は、古巣ヒートでスカウトを務めたほか、14-15から17-18までの4シーズンではスタン・バン・ガンディHC(ヘッドコーチ)の下でデトロイト・ピストンズのアシスタントコーチ(AC)も務めてきたのだが、現在はニューヨーク・ニックスでスカウトを務めているという。
5月20日(現地時間19日、日付は以下同)に『New York Post』が報じたところによると、ニックスが昨シーズンにハーダウェイをスカウトとして雇ったものの、公式発表はされておらず、現在はカレッジの有望株をスカウトすることが主な仕事のようだ。
ハーダウェイはヒート在籍時に4年連続でニックスとプレーオフで激突しており、当時は敵対するライバル関係にあったのだが、現在はそのニックスのスカウトの一員として自らの仕事をこなしている。
9月10、11日にマサチューセッツ州スプリングフィールドで行なわれる殿堂入り式典で、ハーダウェイがどんなスピーチをしてくれるのかも気になるところだ。
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