2022.09.12
4月3日(現地時間2日、日付は以下同)。ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)は、今年殿堂入りする13名を発表した。
各委員会から選出された今年の殿堂入りメンバーは下記のとおり。
※NBAのチーム名は略称、並びはファミリーネームのアルファベット順
■北米委員会選出
ヒュー・エバンス(レフリー)
マヌ・ジノビリ(選手/元スパーズ)
ティム・ハーダウェイ(選手/元ウォリアーズほか)
ボブ・ハギンズ(コーチ)
ジョージ・カール(コーチ/元ソニックスほか)
■女子委員会選出
スウィン・キャッシュ(選手/WNBA元デトロイト・ショックほか)
マリアンヌ・スタンリー(コーチ)
リンジー・ウェイレン(選手/WNBA元ミネソタ・リンクスほか)
■ベテラン委員会選出
ルー・ハドソン(選手)
■功労者委員会による直接選出
ラリー・コステロ(功労者)
デル・ハリス(功労者)
■女子ベテラン委員会選出
テレサ・シャンク・グレンツ(選手)
■インターナショナル選手委員会選出
ラディヴォヤ・コラッチ(選手)
今年の殿堂入り式典は9月10、11日にマサチューセッツ州スプリングフィールドで開催されるのだが、最も注目を浴びるのはやはりジノビリだろう。
アルゼンチン出身のスーパースターは、ユーロリーグとNBAで優勝し、オリンピックでも金メダルを獲得しており、この快挙はビル・ブラッドリー(元ニューヨーク・ニックス)とジノビリしか成し遂げていない偉業である。
スパーズで計4度の優勝(03、05、07、14年)、アルゼンチン代表として04年のアテネ・オリンピックで金メダルを手にしたジノビリは、サンアントニオで行なわれた会見でこう話している。
「私は2つのすばらしいチームの一員でした。もしその2つのチームにいなければ、この場にいることはできなかったでしょう。個人としての偉業だけではありません。私は得点王も、MVPも、(オールNBA)ファーストチームでさえ選ばれていません。私がこの場にいることができるのは周りにいてくれた人たちのお陰です。周りにいてくれた選手たちや一緒にプレーした選手たち、コーチしてくれた方々と組織によるものです。私はものすごくラッキーでした」。
ジノビリはそう謙そんするも、この男がスパーズとアルゼンチン代表で長年主軸を務め、勝利に大きく貢献してきたことは誰もが認めるところ。
個人としてはオールスターとオールNBAチームに2度、08年の最優秀シックスマン賞のみではあるものの、コート内外で多大な影響力を残し、リーダーシップも発揮してきたのだから、式典で誰よりも熱い視線を集めるに違いない。
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