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今季ゴールデンステイト・ウォリアーズは2018年以来、4年ぶり通算7度目のチャンピオンシップを獲得し、直近8年間で4度もリーグの頂点に立った。
球団は年俸総額やラグジュアリータックス(贅沢税)が跳ね上がろうと、優勝を成し遂げたコアメンバーをキープする意向で今夏のフリーエージェント(FA)戦線を迎えることとなる。
現状で、来季も契約下にいるのはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズ、ジェームズ・ワイズマン、ジョナサン・クミンガ、モーゼス・ムーディー、ジョーダン・プール、クリス・チオッザ(制限付きFA)の計9選手。
すでに年俸総額が約1億7108万ドル(約232億6688万円)と超高額なのだが、先発センターのケボン・ルーニーや大ベテランのアンドレ・イグダーラ、3&Dとして活躍したオットー・ポーターJr.にチーム有数のディフェンダーとしてローテーション入りしたゲイリー・ペイトン二世といった優勝メンバーが制限なしFAとなる。
さらに、ウィギンズは来季終了後に制限なしFA、プールは来季終了後に制限付きFAになることから、今後もチームに残すためには今オフに延長契約を結ぶ可能性がある。
地元メディア『The San Francisco Chronicle』のコナー・レトーノウ記者は、リーグの情報筋から得た情報として、プールを2023-24シーズン以降もキープするためには、4年総額でおよそ1億ドル(約136億円)が必要になってくると6月21日(現地時間20日)に報道。
19年のドラフト1巡目28位でウォリアーズから指名されたシューティングガードは、今季チームで得点源の一角を務める選手へと成長し、レギュラーシーズンでは76試合(うち先発は51試合)の出場で平均18.5得点3.4リバウンド4.0アシストにリーグトップのフリースロー成功率92.5パーセントをマーク。
プレーオフでもデンバー・ナゲッツとのファーストラウンド初戦で5本の3ポイント成功を含む30得点と鮮烈なデビューを飾り、続く第2戦で29得点8アシスト、第3戦でも27得点の大暴れ。
メンフィス・グリズリーズとのカンファレンス・セミファイナル初戦では31得点8リバウンド9アシスト2ブロックの大活躍。ダラス・マーベリックスとのカンファレンス・ファイナルでは全5試合で2ケタ得点、ボストン・セルティックスとのNBAファイナルでは第2戦以降の5試合でいずれも2ケタ得点を残した。
初のポストシーズンでも平均17.0得点2.8リバウンド3.8アシストにフィールドゴール成功率50.8パーセント、3ポイント成功率39.1パーセント(平均2.3本成功)と、上々の成績を残してウォリアーズの優勝に貢献した。
はたして、ウォリアーズは来季開幕前にこの新進気鋭のガードと延長契約を結ぶことになるのか。今夏の動向に注目していきたい。
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