2022.06.22

セルティックスのフロントがテイタムを称賛「彼は決して休もうとしないスーパースター」

ファイナルまで戦い抜いたテイタム[写真]=Getty Images
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 6月22日(現地時間21日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスのバスケットボール運営部代表兼ゼネラルマネージャー(GM)のブラッド・スティーブンスが、オンラインでシーズン終了会見を行なった。

 昨季までの8シーズン、セルティックスの指揮官を務めてきたスティーブンスは、ダニー・エインジ(現ユタ・ジャズCEO)の後任としてフロントオフィス入り。

 新たな指揮官としてイメ・ユドーカHC(ヘッドコーチ)を招へいし、今季途中にはデリック・ホワイトダニエル・タイスをトレードで獲得するなど、的確な補強でチームを強化し、今季イースタン・カンファレンスを制した。

 2010年以来、12年ぶりに出場したNBAファイナルではゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗退し、08年以来となる王座獲得には届かなかったものの、十分成功と呼べるシーズンだったと言えるだろう。

 この日の会見で、スティーブンスはチームを引っ張ったジェイソン・テイタムについて笑顔を見せながら「彼にはバカンスに行けと伝えた。休暇をとりに行けとね」と口にし、24歳のオールスターフォワードを労っていた。

「あの男は自身の持つすべてを我々にもたらしてくれた。出場時間や出場試合数を見てみると、私はすでにたくさん言ってきたことだが、彼は決して休もうとしないスーパースターなんだ。彼はプレーしたい、いつでもプレーしていたい男なのさ」。

 今季のテイタムはレギュラーシーズンで76試合に出場して平均35.9分26.9得点8.0リバウンド4.4アシスト1.0スティールを残し、オールスター選出と共にオールNBAファーストチーム入り。

 プレーオフに入ってもフル稼働で、計24試合で平均41.0分25.6得点6.7リバウンド6.2アシスト1.2スティールと大活躍。計100ターンオーバー(平均4.2回)で単一ポストシーズンとしてのNBA史上ワースト記録を塗り替えてしまったとはいえ、今プレーオフでは計983分、615得点でリーグトップに立っており、殊勲の働きを見せてきたことは間違いない。

 ファイナルという頂上決戦に敗れて王座獲得を逃しただけに、悔しい思いでいっぱいだろうが、来季以降にリベンジを果たすためにも、今は休暇をとって切り替える時間にあててほしい、というのがスティーブンスの率直な思いなのだろう。

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