2022.08.26
今シーズン1試合平均27.1得点13.8リバウンド7.9アシストを記録し、レギュラーシーズンのMVP(最優秀選手賞)に輝いたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)。プレーオフではゴールデンステイト・ウォリアーズに1勝4敗で敗北を喫し1回戦敗退となったが、ジャマール・マレー、マイケル・ポーターJr.を欠いたチームをシーズン最終戦までけん引した。
2巡目41位指名と低順位で名前が呼ばれたヨキッチだったが、2020-21シーズンにもMVPを受賞し、これは2巡目指名の選手としては初の記録に。今やナゲッツになくてならないプレーヤーに成長したが、どうやら彼と球団はドラフトのもっと前から巡り合っていたようだ。
ヨキッチの代理人を務めているミスコ・ラズナトヴィッチ氏は先日、自身のSNSで幼少期のヨキッチの写真を投稿。その写真には、ナゲッツのトレーナーを着用しているヨキッチの姿が写っていた。
同氏は投稿内で「運命のショートストーリーだ!これはNBAで2度MVPを受賞したニコラ・ヨキッチが5歳頃の写真。この頃、彼はバスケットボールが好きだったわけではなく、ナゲッツのことを知っていたわけでもない。ただプレゼントされたから着ていたんだ」と話している。
「2000年当時、セルビアの小さな町の子供が、あまり有名でないアメリカのチームのスウェットを着ることはほぼなかった。同じ子供が成長してバスケットボールをプレーし、5歳の時に来ていたトレーナーの球団と巨額の契約を結ぶ可能性はゼロに等しかったのです」
同氏は投稿の最後で「時には、小さな運命が全体の結果で大きな役割を果たすことがある」とコメント。NBAまでたどり着いたのは紛れもなくヨキッチの努力や素質のおかげに他ならないが、彼がデンバーに行き着くには幼少期の縁が一役買ったのかもしれない。
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