2022.08.11

今夏トレードでキングス入りしたハーター「僕は皆とうまくフィットすると見ている」

キングスで先発SG起用が濃厚なハーター[写真]=Getty Images
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 8月11日(現地時間10日)。今夏アトランタ・ホークスからサクラメント・キングスへトレードで移籍したケビン・ハーターのインタビューが、地元メディア『NBC SPORTS BAY AREA』へ公開された。

「僕はあそこで多くのことを経験してきた気がする。プレーオフ経験を積むこともできたからね」と語ったハーターは、NBA入りから昨季までの4シーズンをホークスでプレーしてきた201センチ86キロのウィングプレーヤー。

 ここ3シーズン、連続して平均2桁得点を記録する23歳は、一昨季にイースタン・カンファレンス・ファイナル、昨季はプレーイン・トーナメントで2連勝してプレーオフへの切符を手にしてきた。

 ハーターはホークスでプレーオフへ出場した経験が、新天地で勝利するカルチャーを構築するうえで助けになると信じている。「すべてだね。フロントオフィス、コーチングスタッフから始まる。そして僕ら選手たちが引き受けていくことになるんだ」。

 キングスは今季からマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)が新たに就任。ディアロン・フォックスドマンタス・サボニスという核となる2枚看板がおり、ハーターはハリソン・バーンズ、新人キーガン・マレーとスターターを形成することとなる。

「まず何よりも、フロアでスペースを作り出すこと」と自身の役割について語ったハーターは「このチームには本当にいいピースがたくさんそろっていると思う。僕はここにいる皆とうまくフィットすると見ているんだ」と新チームについて好感触を得ているという。

 もっとも、キングスは06年を最後にポストシーズンへ進出できておらず、昨季まで16シーズン連続で負け越しており、昨季はウェスタン・カンファレンス12位の30勝52敗だった。

 それでも、ハーターは「ここへトレードされて最初に聞いたのは、彼らが(最後に)プレーオフへ進んでからどれほどの時間が経過しているか、そしてチームの皆がそれを達成すべくハングリーだということだった」と、キングスは組織全体で勝利することに飢えていることを好意的に受け止めていた。

 今夏キングスはフリーエージェント(FA)戦線でマリーク・モンク、マシュー・デラベドーバ、ケント・ベイズモアといったベテランをロースターへ加えることに成功。長い間続いているシーズン負け越し、そしてプレーオフ不出場という不名誉な記録から脱却すべく、ハーターはキングスという新たなチームで心機一転を図る。

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