2022.03.11

キングスへ加入したサボニスが「僕はここにできるだけ長くいたい」と語ったワケとは?

今季途中にペイサーズからキングスへ移籍したサボニス[写真]=Getty Images
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 サクラメント・キングスは、3月11日(現地時間10日、日付は以下同)を終えた時点でウェスタン・カンファレンス13位の24勝44敗で、すでに16シーズン連続のシーズン戦績負け越しが確定。

 プレーイン・トーナメント最後のスポットにいる10位のニューオーリンズ・ペリカンズ(27勝39敗)と4.0ゲーム離れていることから、NBA史上ワーストとなる16シーズン連続プレーオフ不出場という不名誉な記録が生まれようとしている。

 2月9日のトレードでインディアナ・ペイサーズから加入したドマンタス・サボニスは、キングスでここまで11試合に出場して平均17.4得点12.8リバウンド5.9アシストにフィールドゴール成功率56.8パーセントを残すも、勝利には結びついていない。

 それでも、25歳の元オールスタービッグマンは現状をポジティブに捉えていた。3月9日のチーム練習後、『The Athletic』からキングスへ移籍して心機一転の好スタートになったのか、それともトレードを望んでいたのかと聞かれ、こう切り返していた。

「そうだな。僕はどんなチームであれ、代表する選手になる。それが僕の背負っているものなんだ。それが僕という男でね。もし(ペイサーズに)残っていたら、それはそれですばらしいことだろうね。でも今はここにいる。僕はすごくハッピーだよ」。

 サボニスの契約は2023-24シーズンまで。つまり、今季を含めて残り約3シーズンはキングスの契約下にいることになるのだが、本人は「楽しみにしている」と切り出し、こう続けていた。

「この旅路にワクワクしている。このチームが(プレーオフから)遠ざかっていることにはうんざりしているけど、僕らは何かを変える一員になれるわけだから、それがゴールだ。この組織の将来や人々が考えていることを変えることだね。その一部となって、(新たなカルチャーを)構築することを楽しみにしている。だから僕はここにできるだけ長くいたい。僕はハッピーだし、ここのファンは最高なんだ」。

 キングスにはディアロン・フォックスハリソン・バーンズリショーン・ホームズデイビオン・ミッチェルといった選手たちがいる。サボニスを加えた新チームは、熱狂的なファンの声援を受けてプレーオフまでこぎ着けることができるのか。現状を考慮すると今季は厳しいものの、来季以降に達成すべく、チーム全体でステップアップしていきたいところだ。

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