2022.03.07

マブス戦を落としたキングスが16季連続の負け越し決定…プレーイン参戦も厳しい状況に

フォックスの大活躍も勝利には届かず[写真]=Getty Images
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 3月6日(現地時間5日、日付は以下同)に行なわれたダラス・マーベリックス戦。サクラメント・キングスディアロン・フォックスがキャリアハイに並ぶ44得点を奪うなどマブスを圧倒し、最大19点差をつけた。

 ところが、マブスはルカ・ドンチッチがケガのため欠場するなか、スペンサー・ディンウィディーが36得点7アシストと躍動。さらにジェイレン・ブランソンが23得点6アシスト、ドリアン・フィニー・スミスが残り3.3秒に決勝弾となる3ポイント成功を含む17得点に6リバウンド2スティールをマークし、最終スコア114-113でキングスを撃破。

 キングスはフォックスのほか、ドマンタス・サボニスが15得点10リバウンド6アシスト、トレイ・ライルズが11得点6リバウンド、ドンテ・ディビンチェンゾが10得点8リバウンドを残すも、今季戦績が24勝42敗となり、シーズン負け越しが決まった。

「僕らはここまでいい仕事ができていると思う。よくやっていると思う。だからこそ、このチームの勝利へと結びつけたい」。

 フォックスは2月9日に加入したサボニスとのケミストリーについてそう語り、前を向いていた。元オールスタービッグマンが加入後、キングスは2連勝をマーク。だがその後の8試合で2勝6敗と勝利から遠ざかっている。

 1985-86シーズンにカンザスシティからサクラメントへ本拠地を移転してから37シーズン目のキングスは、リック・アデルマンHC(ヘッドコーチ)が指揮を執った98-99から2005-06までの8シーズンしか勝ち越せていない。

 6日終了時点でウェスタン・カンファレンス13位のキングスは、10位のニューオーリンズ・ペリカンズ(27勝36敗)と4.5ゲーム離れており、プレーイン・トーナメント進出も厳しい状況に追い込まれている。

 昨季まで15シーズン連続でポストシーズンから遠ざかっているのだが、このままではNBA史上最長となる16シーズン連続という不名誉な記録を樹立してしまう可能性がある。

 そうした状況の中で、フォックスとサボニスを中心とした現在のチームがどこまで白星を手にすることができるのか。プレーイン参戦へ向けて、キングスが正念場を迎えていることは間違いない。

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