2023.01.05

ジャズ戦の最終クォーターで爆発したディアロン・フォックス「ゾーンに入っていた」

キングスを引っ張るフォックス[写真]=Getty Images
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 1月4日(現地時間3日、日付は以下同)に行われたサクラメント・キングスとユタ・ジャズによる一戦は、アウェーのキングスが117-115で制し、ここ4戦を3勝1敗とした。

 とはいえ、この試合は最後まで勝敗の分からない激戦となった。キングスは第4クォーター残り3分15秒にケビン・ハーターのショットが決まり、7点をリードしていたものの、ジャズがホームの大歓声を受けて追い上げ、残り16.0秒にラウリ・マルッカネンがフリースロー3本を確実に沈めて115-115の同点に追いつく。

 するとキングスはエーススコアラーのディアロン・フォックスへ託し、マルッカネン相手にドライブからレイアップを決めて残り0.4秒で勝ち越し。だがジャズは最後まで諦めず、ロングスローがマルッカネンへとおると、右ウイングからオフバランスの体勢で3ポイントシュートを放ち、これが見事にスプラッシュ。

 マルッカネンによる劇的なショットに会場全体が沸き上がるも、リプレーの結果ノーカウントとなり、キングスが勝利を手にした。

 この試合、キングスではフォックスがゲームハイの37得点に6アシスト2ブロック、ドマンタス・サボニスが21得点14リバウンド8アシスト、ハリソン・バーンズが19得点8リバウンド2スティール、ハーターとキーガン・マレーがそれぞれ16得点で勝利に貢献。

 なかでもフォックスはキングス最後の8得点を1人でたたき出し、最終クォーターだけで圧巻の22得点。「僕はゾーンに入っていたんだ。そんな時はたいてい、自分が行きたいところへ向かって、毎日練習しているショットを打てるものなんだ」と語ったフォックスは、1つのクォーターとしてキャリアハイの点を積み重ねた。

 キングスは翌5日のアトランタ・ホークス戦に117-120で惜敗し、今シーズンの戦績を20勝17敗としたものの、ウェスタン・カンファレンス5位と、プレーオフ進出圏内をキープしている。

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