2022.02.04

現地メディアが選出した“オールスター落選チーム”にアレンやラメロらが名を連ねる

平均ダブルダブルでキャブズの躍進に貢献するアレン[写真]=Getty Images
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 2月4日(現地時間3日、日付は以下同)。NBAは21日に開催される「NBAオールスターゲーム2022」へ出場するリザーブメンバーを発表した。

 イースタン・カンファレンス、ウェスタン・カンファレンスにおける各チームのヘッドコーチ(HC)たちの投票によって選出されるのだが、今年このリザーブにリストアップされたのは下記の選手たち。
※並びはファミリーネームのアルファベット順、以降チーム名は略称

NBAオールスターゲーム2022 リザーブメンバー

【イースタン・カンファレンス】
ジミー・バトラー(ヒート/2年ぶり通算6度目)
ダリアス・ガーランド(キャブズ/初選出)
ジェームズ・ハーデン(ネッツ/10年連続10度目)
ザック・ラビーン(ブルズ/2年連続2度目)
クリス・ミドルトン(バックス/2年ぶり通算3度目)
ジェイソン・テイタム(セルティックス/3年連続3度目)
フレッド・バンブリート(ラプターズ/初選出)

【ウェスタン・カンファレンス】
デビン・ブッカー(サンズ/3年連続3度目)
ルカ・ドンチッチ(マブズ/3年連続3度目)
ルディ・ゴベア(ジャズ/3年連続3度目)
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ/4年ぶり通算4度目)
ドノバン・ミッチェル(ジャズ/3年連続3度目)
クリス・ポール(サンズ/3年連続通算12度目)
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ/3年ぶり通算3度目)

 ここで紹介したリザーブメンバーたちは、オールスター入りするにふさわしいパフォーマンスを残しているのだが、NBAには彼らと同等の活躍をしている選手たちがいることも事実。

 ここからは、4日に『THE UNDEFEATED』による“The 2022 NBA All-Snub team”(オールスター落選チーム)を紹介していきたい。
※並びはファミリーネームのアルファベット順、成績はいずれも日本時間3日終了時点

■現地メディアが選出したオールスター落選チーム

バム・アデバヨ(ヒート/センター)
ジャレット・アレン(キャブズ/センター)
ラメロ・ボール(ホーネッツ/ガード)
ジェイレン・ブラウン(セルティックス/ガード)
アンソニー・デイビス(レイカーズ/フォワード)
アンソニー・エドワーズ(ウルブズ/ガード)
ディアロン・フォックス(キングス/ガード)
カイリー・アービング(ネッツ/ガード)
デジャンテ・マレー(スパーズ/ガード)

2年目でさらなる成長を遂げた選手たち
アレンやマレーはオールスター級の成績を残すも落選

 アデバヨ、デイビスはオールスター選出経験のあるリーグ有数のビッグマン。だが今季はケガのため前者が25試合、後者も21試合を欠場していることが投票結果に響いたと言えるだろう。

 昨季の新人王ボールは平均19.9得点7.2リバウンド7.7アシスト1.5スティール、エドワーズも平均22.3得点5.0リバウンド3.7アシスト1.6スティールと、堂々たる成績を残しており、所属チームもプレーイン・トーナメント出場圏内にいたものの、球宴デビューは来年以降にお預けに。

 ブラウンは今季も平均24.2得点6.6リバウンド3.1アシストと、オールスター初選出を飾った昨季と同等の成績を残すも落選。カイリーは新型コロナウイルスのワクチン未接種により出場試合数に限りがあるため仕方ないものの、依然としてリーグ有数の実力者であることをコート上で証明している。

 フォックスについてはキングスがウェスト13位と下位に低迷していたことが要因だろう。マレーもスパーズがウェスト12位に沈んでいるものの、自己最高のシーズンを送っており、平均19.6得点8.5リバウンド9.1アシスト2.0スティールはオールスター級の成績と言っていい。

 そう考えると、イースト5位にいるキャブズを支えるアレンは、最もオールスターに選ばれてもおかしくない選手なのかもしれない。平均16.0得点10.7リバウンドの平均ダブルダブルに1.9アシスト1.4ブロックという好成績を残しており、今回の結果を機に爆発を見せる可能性がありそうだ。

 なお、イースト最多のファン投票数を獲得したケビン・デュラント(ネッツ)、ウェストのリザーブに選ばれたグリーンは、ケガのためオールスター出場を辞退する可能性が高い。そのため、ここに挙げた選手たちの中から代替選出されるのではないだろうか。

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