2022.02.23
2018年夏にレブロン・ジェームズがロサンゼルス・レイカーズへ移籍後、クリーブランド・キャバリアーズは3シーズン連続でプレーオフ進出を逃がしていた。
だが今季はここまでイースタン・カンファレンス10位の9勝9敗と奮戦。ここ数シーズンでは初めて浮上の兆しが見えていると言っていいだろう。
先日、キャブズは得点源のコリン・セクストンが左膝の半月板断裂の修復手術に成功したものの、今季絶望になったことを発表しており、戦力ダウンしたことは否定できないものの、このチームには今季から形成されたビッグマントリオがいる。
昨季途中にブルックリン・ネッツからトレードで加入したジャレット・アレン(211センチ110キロ)、今年のドラフト全体3位指名のエバン・モーブリー(213センチ97キロ)、今夏トレードでシカゴ・ブルズから移籍したラウリ・マルッカネン(213センチ108キロ)は、いずれも211センチ以上を誇る長身。
現在、モーブリーは右肘の捻挫で離脱しており、マルッカネンも新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りで一時は離脱を余儀なくされていたものの、今季このトリオをスターターに据えた試合でチームは4勝4敗と、勝率5割を残している。
リムプロテクターのアレン、オールラウンダーのモーブリー、シューター型スコアラーのマルッカネンというビッグマンを擁するキャブズだが、アレンは11月21日(現地時間20日)に『Hoops Hype』へ掲載された記事の中でモーブリーとの共演についてこう話している。
「まずはこの国にいる皆が『えっ、うまくいくのか?』って感じだったと思う。皆がそんな疑問を抱いたと確信している。でも一度一緒にフロアへ入って、対戦したりしてみると、僕にはすぐにでもうまくやっていけるポテンシャルが見えたんだ」。
アレンはモーブリー、マルッカネンとのトリプルタワーについても「すごくうまくいっていると思う」と切り出し、こう続けていた。
「僕らの成績を見てくれよ。多くの人たちが予想していたものよりもずっといいでしょ。チームメートとして、それに選手としても、僕は本当にかみ合っていると思うね。エバンが大学や高校でどんなプレーをしていたか、詳しくは分からない。でもコートでどうやっていくかは分かっている。ラウリーは3番(スモールフォワード)か4番(パワーフォワード)で、そのポジションでは背が高い部類に入る。5番(センター)に入っても、シュートできるし、フロアのスペースを広げてくれるのさ」。
マルッカネンが戦列復帰したことで、現在はアレンとのツインタワーで戦っているキャブズ。4連敗と苦しんでいるとはいえ、モーブリーが復帰すれば、再びトリプルタワーを形成することができるだろう。
アレンは「僕らは当然、プレーオフ出場を狙っている」と話しており、キャブズが今後どこまで白星を重ねることができるのか、注目していきたい。
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