2021.11.08

NBA史上初の快挙を達成したルビオ「ボールがリングをくぐり抜ける時というのは…」

ニックス戦でキャリアハイの37得点を奪ったルビオ[写真]=Getty Images
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 11月8日(現地時間7日)に行なわれたクリーブランド・キャバリアーズとニューヨーク・ニックスによる一戦は、キャブズの得点源コリン・セクストンが左膝を痛めて途中退場する事態に。

 だがキャブズは新人エバン・モーブリーが26得点9リバウンド5アシスト、ジャレット・アレンが18得点17リバウンド4アシスト2スティール、ダリアス・ガーランドが16得点5アシストと奮闘。

 さらにはこの日、ベンチスタートのリッキー・ルビオが大当たり。フィールドゴール成功率68.4パーセント(13/19)、3ポイント成功率88.9パーセント(8/9)にフリースローを3本全て決め切り、いずれもゲームハイとなる37得点10アシストでキャブズを126-109の勝利へと導いた。

 NBAキャリア11シーズン目のルビオにとって、37得点と3ポイント成功8本はいずれもキャリアハイ。ベンチスタートながら30得点10アシスト以上に3ポイント8本成功というNBA史上初の快挙を成し遂げた。

 滑らかな動きから放たれたルビオのショットは、まるで吸い込まれるかのようにリングをかいくぐり、面白いように点を積み重ねていったのだが、31歳のベテランは冷静に試合を振り返っていた。

「ボールが(リングを)くぐり抜ける時というのは、正しいプレーができているんだと感じるね。でもそれは得点面のことじゃない。正しい道のりを歩み、毎回正しいプレーができているということ」。

 そしてルビオは今年のドラフト全体3位でキャブズから指名された20歳の新人モーブリーを「彼はスペシャルで、これからもっと特別な存在になるだろう。僕らでさえ、彼がどれほどのポテンシャルがあるのか分からないくらいだ」と絶賛し、さらにこう続けている。

「ガーデン(マディソン・スクエア・ガーデン/MSG)で初の試合。20歳。彼を称えないといけないね。あの年齢にしては本当に成熟している。彼は正しくゲームをプレーする方法を知っているよ。MSGの初戦で26得点することは難しいことなんだ。彼のようなチームメートがいることは誇りであり、楽しいことさ」。

 4連勝としたキャブズは、イースタン・カンファレンス6位の7勝4敗。予想外の好スタートを切っており、今後の戦いぶりにも期待がかかる。

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