2021.11.16
今年のドラフト1巡目全体1位でデトロイト・ピストンズから指名されたケイド・カニングハムのNBAデビュー戦は、18分55秒のプレータイムで2得点7リバウンド2アシスト1ブロックという成績に終わった。
NBA史上、ドラフト全体1位指名の選手がデビュー戦で残した2得点は、2013年のアンソニー・ベネット(元クリーブランド・キャバリアーズほか)と並んで歴代最少タイ記録。
だが20歳のオールラウンダーはトレーニングキャンプ中に足首を痛め、プレシーズンゲームを全休。それでも、チームは注目ルーキーが初出場した10月31日(現地時間30日)のオーランド・マジック戦を110-103で制し、今季初勝利(1勝4敗)を手にした。
ピストンズではジェレミー・グラントがゲームハイの22得点に7リバウンド5アシスト、ケリー・オリニクが18得点6リバウンド4アシスト3スティール2ブロックをあげるなど、計7選手が2ケタ得点をマークするバランスアタックを見せていた。
「良かったと思う。コートに入って、オフボールでもプレーメイクできたし、リバウンドもいくつか奪えたからね。それにディフェンス面でも堅実だったと感じている」。
試合後にそう語ったカニングハムは、序盤から懸命に相手選手をガードし、ルーズボールに跳びこむハッスルプレーを見せるなど、ホームに集まったピストンズのファンを熱狂させ、チームに良いムードをもたらしたと言っていい。
「それに僕は本当に、この試合で自分の足首を動かすことができるのか、ガードすることなど、全てのことができるかを証明したかったんだ。今の僕は自由にプレーできているよ」とカニングハムは話していた。
今後も出場を続けて、カニングハムがピストンズ再建に貢献し、勝利をもたらすことができるのか、是非とも注目していただきたい。
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