2021.12.13
NBAの2021-22シーズンは、まもなく序盤戦が終了しようとしている。一部主力の離脱もあったが、各球団の完成度や調子の良さは概ね感触が掴めたのではないだろうか。
夢の大舞台のデビューに最初は硬かったルーキーたちも、少しずつ肩の力が抜けてきた様子。今年は下馬評通りの豊作で、すでに欠かせない戦力としてカウントされている選手も少なくない。
米大手メディア『Bleacher Report』はこれまでのパフォーマンスをもとに、独自のルーキーランキングを公開。ランキングトップ5には、ドラフト1位のケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)、2位のジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)が不在という波乱の結果となった。
未来のスター候補を押さえて1位に輝いたのは、エバン・モブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)だ。11月1週目のニューヨーク・ニックスの対戦では、26得点、9リバウンド、5アシストを記録。プラス/マイナス(選手出場時の得失点差)でも+26をマークし、素質の高さを改めて証明した。早くもジャレット・アレンのパートナーの地位を確立したモブリーは、ビッグマン離れしたハンドリングとショートロールなどを駆使したコンビネーションプレーで得点を量産。ペイントエリアでは約79パーセントのフィールドゴール成功率を誇り、エリートフィニッシャーぶりを発揮している。線の細さは否めないが、ポジショニングと卓越した危機察知能力でリムプロテクターとしての貢献度も高く評価されている。
以下には、下馬評以上の活躍を披露するクリス・ドゥアルテ(インディアナ・ペイサーズ)とNBLで新人王とアシスト王のダブル受賞歴のあるジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)、圧巻のディフェンススキルを誇るエースキラーのデイビオン・ミッチェル(サクラメント・キングス)が続き、ようやく7位にジェイレン・グリーンが登場するという結果に。
果たしてこの先、ランキングがどのような変動を見せるのか。いずれにせよ、今年は例年以上にルーキーを追いかけるのが楽しい1年になるだろう。
文=Meiji
■『Bleacher Report』のNBA2021-22ルーキーランキング
1位:エバン・モブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)
2位:スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)
3位:フランツ・ワグナー(オーランド・マジック)
4位:クリス・ドゥアルテ(インディアナ・ペイサーズ)
5位:ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)
6位:デイビオン・ミッチェル(サクラメント・キングス)
7位:ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)
※発表は7位まで
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