2021.12.13

ピストンズのレジェンドはカニングハムに「非常に良いプレーをしている。けど…」

ドラフト1位でピストンズに入団したカニングハム[写真]=Getty Images
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 2021年のNBAドラフトで見事1位指名権を獲得したデトロイト・ピストンズ。オクラホマ州立大出身のケイド・カニングハムをチームに迎えたが、12月13日(現地時間12日)時点で4勝22敗の東地区最下位と難しい時間を過ごしている。

 1試合平均15.8得点6.2リバウンド4.6アシストと決して悪くない数字を残しているカニングハムだが、ドラフト上位の選手には即戦力、もしくは今後球団が中心に据える選手としてのパフォーマンスが求められる。そんな中、7度オールスターに選ばれ、デトロイト市長も務めたピストンズのレジェンド、デイブ・ビンがカニングハムへの印象を語った。

 13日の対ブルックリン・ネッツの放送に出演したビンは、「彼(カニングハム)は今、自分の力を発揮し始めていると思うよ。序盤はシュート力に懸念があったが、非常に良いプレーをしている」とコメント。「彼はオールスター級の選手になると思う」とも話し、期待の新人へ賞賛の言葉を贈った。

 一方で、カニングハムがチームの核となるとは思えないという。「彼を中心にチームを作ることは出来ないと思うよ。ピストンズの弱点はバックコートにあるだろうから、良いポイントガードを獲得しなければならない」と語っている。

 確かにドラフト1位にしては派手なプレーの少ないカニングハムだが、ネッツ戦では豪快なダンクも披露。11月22日のロサンゼルス・レイカーズ戦ではレブロン・ジェームズとのいざこざで激怒したアイザイア・スチュワートを体で止める冷静な一面も見せ、リーダーとしての素質をうかがわせる。

 ネッツ戦は104-116でまたしても黒星となったピストンズだが、カニングハムは26得点8リバウンド6アシスト3スティールと躍動。この調子を維持し、ピストンズの永久欠番『21』を背負っていたビンを納得させられるだろうか。

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