2021.10.31
今年のドラフトでデトロイト・ピストンズから見事全体1位指名されたケイド・カニングハムは、昨季オクラホマ・ステイト大学で平均20.1得点6.2リバウンド3.5アシストを残したオールラウンダー。
サマーリーグでも3試合の出場で平均18.7得点5.7リバウンド2.3アシスト1.7スティール1.3ブロックと多方面で暴れ回った。203センチ99キロの大型司令塔は、今季ピストンズでも多くの出場時間を手にすることが期待されている。
2001年9月25日生まれの19歳は、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)のプレーを見て育ってきたと明かしており、ルーキーにとってそのアイドルがまだ現役で活躍していること、そして今季NBAのコートでマッチアップできることは楽しみで仕方ないだろう。
8月16日(現地時間15日)。カニングハムは『FANSIDED』のポッドキャスト番組「Da Windy City」に出演。“G.O.A.T.(Greatest Of All Time)”、つまり史上最強の選手論について口にしていた。
この史上最強選手論については、レブロンやコービー・ブライアント(元レイカーズ)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)といった名前が挙がるものの、最も多くの人はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の名前を出すはず。
だがカニングハムは「僕にはレブロンより上に誰かを置くのは難しいね。だって彼は僕がこれまで見てきた中でベストプレーヤーだからさ」とレブロンを支持。ブルズで2度の3連覇を成し遂げたジョーダンのプレーをリアルタイムで見ることはなかったものの、本人は「信じてくれ。僕はマイケル・ジョーダンがやってきた全てのことを観てきたんだ。あの男は次元が違うね」と発言。
それでも、今季の注目ルーキーは「彼がG.O.A.T.ということに僕は賛同できない。自分の目にはレブロンだと映っている」とレブロン派であることを口にしていた。
もちろん、これはカニングハム1人の意見で決定するわけではなく、ジョーダンやレブロンが決めるものでもない。ただ、今季でキャリア19シーズン目を迎えるレブロンが依然としてリーグ最高級の実力者であり続けていることは脅威以外のなにものでもない。
今季の各チームのスケジュールは近日中に発表されることになるため、レブロン擁するレイカーズと、カニングハムが所属するピストンズがいつ対決するのかは興味深い。
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