2022.11.18
8月27日(現地時間26日)。フリーエージェント(FA)のアンドレ・イグダーラ、エバン・ターナー(元ボストン・セルティックスほか)がホスト役を務めるポッドキャスト番組「Point Forward」の最新エピソードが公開された。
今回ゲストとして出演したのはドウェイン・ウェイド。マイアミ・ヒートで3度の優勝すべてに主力として貢献し、数多くのフランチャイズ史上最多記録を保持するレジェンドは、ヒートで約15シーズンをプレーして平均22.7得点4.7リバウンド5.6アシスト1.6スティールをマーク。
ウェイドは2018-19シーズンを最後に現役を引退したため、20年2月のトレードでヒートへ加入し、約2シーズンをプレーしたイグダーラとチームメートになったわけではないものの、パット・ライリー球団社長、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)、さらには今季で在籍20シーズン目を迎えるユドニス・ハズレムらが織りなす“ヒートカルチャー”を体験してきた。
そこでイグダーラは、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズについて絶賛。キャリア2シーズン目となった昨季、21歳のガード(193センチ102キロ)は平均21.3得点4.8リバウンド3.8アシスト1.5スティールをマークし、カール・アンソニー・タウンズやディアンジェロ・ラッセルらと共にプレーオフ進出に貢献。
NBAキャリア18シーズンを誇るイグダーラは、筋骨隆々の肉体と豊富な経験、高度なバスケットボールIQを駆使してレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を筆頭にリーグトップレベルの実力者たちをガードしてきたのだが、ウルブズの若手をこのように評していた。
「彼は別格だ。特にディレクションチェンジやピック&ロールを縦に割って入る時なんて、君(ウェイド)みたいでね。それに爆発的なんだ。やばいよ」。
屈強な肉体を誇るエドワーズは、ファストブレイクから豪快なウィンドミルダンクをたたき込んで会場を熱狂させる男なのだが、その爆発的なジャンプ力と一瞬空中で静止しているかのような滞空時間の長さでリング下に相手選手が待ち構えていようとお構いなしに強烈なダンクを炸裂させている。
ウェイドもその強靭なフィジカルと電光石火のクイックネス、さらには驚異的な跳躍力を駆使して数々のダンクを決め切っており、観客や選手たち、メディアをも虜にしてきた。
続けてイグダーラが「彼に必要なのはマイアミのバスケットボールを2か月だけでも経験すること。そしたら終わりだ。あの若手は分かるさ。彼ならやってのけてしまう」と話すとウェイドも白い歯をのぞかせて笑みを見せるほどだった。
エドワーズはウルブズでタウンズと共に得点源を務めており、今季はラッセルだけでなくルディ・ゴベア、カイル・アンダーソン、オースティン・リバース、ブリン・フォーブズというベテランも加わっており、プレーオフ進出だけでなくファーストラウンド突破、さらにその先を見据えている。
なかでもキャリア3年目を迎えるエドワーズがさらなる進化を遂げれば、ますます恐ろしい選手となるに違いない。
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