2022.08.11

再起を誓う元オールスターのオラディポ…「僕は世界で最高のプレーヤーの1人だ」

2021-22シーズンはミニマム契約でヒートに残留したオラディポ(右)[写真]=Getty Images
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 8月10日(現地時間9日)、ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)が司会を務める番組『THE VC SHOW WITH VINCE CARTER』がYoutubeで公開。今回はビクター・オラディポマイアミ・ヒート)をゲストに招き、対談を行った。

 2017-18シーズンの開幕前、ポール・ジョージ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とのトレードでインディアナ・ペイサーズに移籍したオラディポ。このシーズンで彼は大きな飛躍を遂げることになり、1試合平均23.1得点5.2リバウンド4.3アシスト2.4スティールを記録して自身初のオールスターに選出される。

 しかし、2019年1月25日のトロント・ラプターズ戦で右足の大腿四頭筋腱を断裂する大ケガを負うと以降は欠場が続き、2021年1月にはヒューストン・ロケッツにトレード。それから約2カ月後にヒートへ加入し、2021-22シーズンはミニマム契約(リーグが定める最低保証額)で残留する道を選んだ。

 オールスターから一転、”ケガがちな選手”の印象を持たれてしまったオラディポだが、現在は精力的にワークアウトに取り組み、周囲の疑念を晴らす着実な準備を続けているようだ。カーターとの会話で、オラディポは自身が世界でトップクラスの選手の1人であると語った。

「僕は世界で最高のプレーヤーの1人だと言わせてほしい。僕のケガは、僕が選手としてどれだけの人物であるかということに疑問を生んでしまったように思える」

 また、ともにワークアウトを行っているラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ)についてもコメント。2016-17シーズンはオクラホマシティ・サンダーでタッグを組んだ相方に、オラディポは「僕らは互いに尊敬しているし、毎日高め合っている。来シーズンへの準備はできているよ」と話している。

 昨季は3月8日のロケッツ戦でシーズンデビューを果たし、プレーオフはアトランタ・ホークスとの第4戦以降すべて出場したオラディポ。今年で30歳を迎えたベテランガードは、果たしてオールスターの輝きを取り戻せるだろうか。

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