2022.08.11

ダーク・ノビツキーがドイツ代表で着用した14番が永久欠番へ…「ものすごく光栄」

ドイツ代表で14番を着用してきたノビツキー[写真]=Getty Images
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 8月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ドイツバスケットボール連盟(DBB)は、ドイツのケルンで幕を開けるFIBAユーロバスケット2022(以降、欧州選手権)の初日となる9月2日、ドイツ対フランス戦を前にセレモニーを行うことを発表した。

 このセレモニーで、ドイツ出身のレジェンド、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)が同国代表としてプレーした際に着用した背番号14が永久欠番となる。73年の歴史を誇るDBBで、選手の背番号が永久欠番となるのは初。

 ノビツキーは「DBBからこの連絡を受けた時は、ものすごく光栄だと感じました」とリリースの中で語り、さらに「FIBAユーロバスケットのアンバサダーとして、私はすばらしいチームによるエキサイティングなゲームを楽しみにしています。そしてケルンとベルリンのファンの皆さんが会場を埋め尽くし、最高の雰囲気にしてくれることを願っています」と話していた。

 ドイツ出身のスーパースター、ノビツキーはマブス一筋21シーズンをプレーし、平均20.7得点7.5リバウンド2.4アシストをマーク。外国籍出身選手として史上最多となる通算3万1560得点(NBA歴代6位)を残したほか、オールスターに14度、オールNBAチームに12度、昨年は75周年記念チームにも選出。

 07年にはMVP、11年にはマブスをフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへ導き、ファイナルMVPにも輝いた男は、今年1月に背番号41が永久欠番となった。

 ドイツ代表では02年のFIBA世界選手権(現ワールドカップ)で平均24.0得点8.2リバウンド2.0ブロックを残して銅メダル、05年の欧州選手権では同26.1得点10.6リバウンド1.9ブロックをマークして銀メダルを獲得。ノビツキーは両大会でMVPとオールトーナメントチームに選ばれており、07年の欧州選手権でもオールトーナメントチームに名を連ねた。

 NBA(41番)とドイツ代表(14番)の両方で永久欠番となったノビツキーは、今年の年末には来年のバスケットボール殿堂入り候補に初ノミネートされ、文句なしで来年殿堂入りすることが確実視されている。

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