9月19日（現地時間18日）、「FIBAユーロバスケット2022」の3位決定戦が開催され、ドイツ代表はポーランド代表と対戦した。

　試合開始30秒に3ポイントシュートで初得点を挙げたドイツ。アシストからレイアップにつなげてポイントを積み重ねていき、残り2分からは得点は止まってしまうものの、19－14と5点をリードして第1クォーターを終える。

　続く第2クォーターでドイツは得点が伸び悩み、半分を切ったところで21－20と背中をつかまれてしまう。しかし、デニス・シュルーダー（ロサンゼルス・レイカーズ）がスティールやフリースローを続けて成功すると、ドイツのアウトサイドシュートも決まり始めて点差を拡大。終盤まで怒涛の攻撃を仕掛け、36－23と13点のリードで試合を折り返した。

　後半最初のクォーターは、ドイツにとって厳しい時間に。ポーランドにフリースローで徐々に点差を詰められると、タフショットも沈められてペースをつかまれる。残り30秒には3ポイントシュートも決められてしまい、54－49と点差を縮められて最終クォーターへ向かう。

　迎えた第4クォーター、開始2分半でドイツは同点に追いつかれてタイムアウトを請求。この後からシュルーダーが悪い流れを断ち切る得点やアシストを連発し、残り約2分半で3ポイントシュートを沈めて76－66と10点のリードに成功する。ポーランドのタイムアウト後も手堅い試合運びを見せ、最終スコア82－69でドイツが銅メダルを獲得した。

　勝利したドイツは、シュルーダーがゲームハイの26得点をマーク。勝負所での3ポイントシュートを確実に沈めるなど、試合を通してチームをけん引する活躍を見せた。ヨハネス・フォウクトマンも14得点9リバウンド6アシストとマルチなスタッツを残し、同国の3位入賞に大きく貢献している。

　惜しくも4位入賞となったポーランドは、ミハエル・ソコロフスキーが18得点6リバウンド3アシスト、A・J・スローターが10得点10アシストをマーク。後半では驚異の追い上げを見せたが、勝利にはあと一歩届かなかった。

■試合結果
ドイツ 82－69 ポーランド
ド　イ　ツ｜19｜17｜18｜28｜＝82
ポーランド｜14｜9｜26｜20｜＝69