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ユタ・ジャズとニューヨーク・ニックスは、ドノバン・ミッチェルを絡めたトレードトークを再開しており、この男が今季ニックスで開幕を迎える可能性は依然として残されている。
ただ、ジャズのダニー・エインジCEOは強気な姿勢を崩しておらず、ミッチェル放出の見返りとして、将来のドラフト指名権を計7本、さらに複数の若手選手を求めているという。
ニックスは今夏のフリーエージェント(FA)戦線でミッチェル・ロビンソンと再契約し、アイザイア・ハーテンシュタインとも契約してビッグマンを2人そろえただけでなく、昨季ダラス・マーベリックスで活躍したジェイレン・ブランソンの獲得にも成功。
キャップスペース削減のため、アレック・バークスとナーレンズ・ノエルをデトロイト・ピストンズへ放出したとはいえ、このチームにはジュリアス・ランドルやRJ・バレット、エバン・フォーニエ、デリック・ローズといった選手たちが在籍しており、2シーズンぶりのプレーオフ返り咲きに向けて動き出している。
地元メディア『NEW YORK POST』が8月21日(現地時間20日)に報じたところによると、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は今夏にトレードでジャズからミッチェルを獲得できることを望んでいるのだが、若手選手たちの中でどうしてもキープしたい選手がいるという。
ニックス指揮官が昨季平均20.0得点5.8リバウンド3.0アシストを残したバレットや、昨季途中加入したキャメロン・レディッシュ(いずれも22歳)よりもチームに残したい選手は、22歳のクエンティン・グライムズ。
昨年のドラフト1巡目25位でロサンゼルス・クリッパーズから指名されたグライムズは、ドラフト翌日のトレードでニックスへ移籍。昨季は46試合(うち先発は6試合)の出場で平均17.1分6.0得点2.0リバウンド1.0アシストに3ポイント成功率38.1パーセント(平均1.6本成功)を残した。
同メディアによると、196センチ92キロのグライムズはドラフト前の時点でシボドーHCのお気に入りとなり、攻防両面において彼のサイズとスキルがフィットすると見ており、ミッチェル獲得に成功すれば、ブランソンとのローテーションでもうまくフィットすると信じているようだ。
バレットとレディッシュは今季開幕前までに延長契約を締結しなければ、今季終了後に制限付きFAとなる。ジャズは来季契約がチームオプションのグライムズの獲得にも関心を示しているため、ミッチェルというオールスターガードの移籍の有無は、グライムズの去就に左右されることになるかもしれない。
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