2022.09.02
ユタ・ジャズは今オフに入ってクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)が退任し、昨季ボストン・セルティックスでアシスタントコーチを務めたウィル・ハーディーが新たな指揮官へ就任。
ダニー・エインジCEOとジャスティン・ザニックGM(ゼネラルマネージャー)は先発スモールフォワードのロイス・オニールをブルックリン・ネッツ、守護神ルディ・ゴベアをミネソタ・ティンバーウルブズへトレードしており、ロースターに大幅なメスを入れている。
そして7月13日(現地時間12日、日付は以下同)にはエーススコアラーのドノバン・ミッチェルのトレードのオファーに耳を傾ける意向と『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じたことで、ミッチェルに関するトレードトークのウワサが激化。
その候補として真っ先に挙がったのは、ミッチェルが生まれたニューヨーク州を本拠地に置くニューヨーク・ニックス。『The Athletic』のトニー・ジョーンズ記者によると、ニックスはミッチェル獲得に関心を示していたものの、その交渉から撤退したと15日に『ESPN 700』へ話していた。
というのも、ジャズは昨季平均20.0得点5.8リバウンド3.0アシストを残したRJ・バレットには契約延長が控えていることから獲得に興味を示さず、ミッチェルの交換要員としてクエンティン・グライムズ、イマニュエル・クイックリー、オビ・トッピンとドラフト1巡目指名権6本を求めたと同記者は語っており、その要求にニックス側は首を横に振ったということなのだろう。
ジャズはゴベアとのトレードでウルブズからパトリック・ベバリー、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・バンダービルト、リアンドロ・ボルマロ、ウォーカー・ケスラー(今年のドラフト1巡目22位指名のセンター)に加え、将来のドラフト1巡目指名権4本も手にしていた。
もしミッチェル放出の見返りとしてその3選手とドラフト1巡目指名権6本を必要としているのであれば、ジャズは完全にチーム再建へとシフトすることを意味する。
はたして、今後ジャズはエース放出に踏み切ることになるのか。オフシーズンのトレードトークはまだまだ続きそうだ。
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