2022.11.07
8月28日(現地時間27日)、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のヨーロッパ地区予選が開催され、FIBAワールドランキング46位の男子ボスニア・ヘルツェゴビナ代表が同4位の男子フランス代表と対戦した。
ユスフ・ヌルキッチ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)を擁するボスニア・ヘルツェゴビナは、格上相手に第1クォーターを28-14と圧倒。一転して第2クォーターはエバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)らフランスの猛攻を止めきれず、38-46と8点のビハインドで試合を折り返す。
第3クォーターは再びボスニア・ヘルツェゴビナが主導権を握り、59-51で最終クォーターへ。第4クォーターは徐々にフランスに点差を詰められ、残り合時間残り10秒にはフォーニエに速攻を決められ延長戦に突入。一度では試合が決まらず、2度のオーバータイムにもつれる大激戦となったが、残り約20秒にジャナン・ムサ(元ブルックリン・ネッツ)が値千金の3ポイントシュートでフランスを突き放し、最終スコア96-90でボスニア・ヘルツェゴビナが金星を挙げた。
勝利したボスニア・ヘルツェゴビナはヌルキッチがチームハイの21得点をマーク。第4クォーターでは中央を突破して豪快なポスタライズダンクを披露し、会場を大きく沸かせた。ムサはチーム最長となる40分27秒出場を記録し、17得点6リバウンド5アシスト2スティールをマルチな活躍を見せている。
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— FIBA Basketball World Cup (@FIBAWC) August 27, 2022
試合後、ボスニア・ヘルツェゴビナのパワーフォワード、ミラレム・ハリロビッチは「私が代表チームに加わって14年か15年ほど経ちますが、そのなかでも最高の勝利の1つと言えます。ファンの前、国民の前ということもあって、最高の気分です」とつかんだ白星に喜びを爆発させた。
チームハイの24得点でフランスをけん引したフォーニエは「雰囲気がよくて楽しい試合だった。彼ら(ボスニア・ヘルツェゴビナ)はハートフルで、とてもハードにプレーしていたね。僕らのプレーすべてに手を打ってきた」と話し、勝者を”グッドゲーム”と称えている。
この試合結果により、ボスニア・ヘルツェゴビナは4勝4敗でグループKの4位、フランスは6勝2敗で同グループの2位に。予選を戦う全4グループの各上位3チームが本戦出場の資格を得るというフォーマットだが、残された試合数はまだ十分にあり、どのチームが本戦出場を果たすか予測のつかない状況が続くだろう。
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