2022.12.19
8月26日(現地時間25日)、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のヨーロッパ地区予選が開催。ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)率いる男子ギリシャ代表は、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)を擁する男子セルビア代表と対戦。NBAのMVP受賞者が相まみえた今回の対戦は、94-100でギリシャが惜敗した。
試合こそ敗れてしまったが、ヤニス(兄弟が同チーム所属のため名前で表記)はW杯ヨーロッパ地区予選史上最多の40得点をマーク。加えて8リバウンド5アシストを記録し、EFF(チームへの貢献度を表す指標)はゲームハイの37を記録。延長戦ではヨキッチをユーロステップで交わしてダンクを叩きこむなど、持ち前の能力を試合を通して発揮した。
Jokic & Giannis going at each other in OT. 🇬🇷🇷🇸
MVPs giving us exactly what we asked for 🤤#FIBAWC x #WinForAll pic.twitter.com/REokvQlINi
— FIBA Basketball World Cup (@FIBAWC) August 25, 2022
試合後、チーム2番目の16得点を挙げたタイラー・ドーシー(ダラス・マーベリックス)が会見に出席。「かなりハードな試合を展開しました。チャンスも時間もあったけど、あと一歩届きませんでした。セルビアにはペイント内で多くの得点を奪われてしまって、止める術が見つかりませんでしたね。次のベルギー戦では、もっとよい状態で戻ってこられるようにしたいです」とゲームを振り返っている。
また、試合で残った”ある数字”についても言及した。ギリシャはセルビア戦で計14本のフリースローを獲得したが、試投したのはヤニスただ1人。これには違和感を覚えたようで、「それが何を意味するのかは分かりません。けれど、1人しかフリースローを打てなかった試合なんて、一体どれだけあるでしょうか。私はただただ驚いています」とコメントした。
この試合を終え、ギリシャは3勝2敗でグループIの2位、セルビアは2勝3敗で同グループの4位に。全4グループの各上位3チームが本戦出場の資格を与えられるが、まだ残された試合数は多いため、どのチームが勝ち上がるか予測するにはもう少し時間がかかりそうだ。
次戦、29日(現地時間28日)にギリシャ代表はベルギー代表と対戦する。FIBAワールドランキングではギリシャが9位、ベルギーが37位となっており、ギリシャとしては手堅く1勝を手に入れておきたいところだろう。
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