2023.03.02
8月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツのニコラス・クラクストンのインタビューが『New York Post』へ公開された。
2019年のドラフト2巡目全体31位でネッツから指名された211センチのビッグマンは、これまで毎年のようにケガに泣かされているものの、昨季は47試合(うち先発は19試合)の出場で平均20.7分8.7得点5.6リバウンド1.1ブロックにフィールドゴール成功率67.4パーセントを記録。
昨季ネッツは先発センターにクラクストンだけでなく、ラマーカス・オルドリッジ(現フリーエージェント)や途中加入のアンドレ・ドラモンド(現シカゴ・ブルズ)らを起用していたのだが、今季はクラクストンが開幕から先発センター、または2シーズンぶりの出場を目指すベン・シモンズがセンター起用される見込み。
今夏に再契約を結んだクラクストンは、23歳ながら在籍4シーズン目。ジョー・ハリス(同7シーズン目)が最古参ながら、ケビン・デュラント(実働は3シーズン目)とカイリー・アービングと並ぶ期間でプレーしてきたこともあり、今季に向けてこう意気込む。
「僕は今ベテランの部類なんだ。だからもっと多く(の責任)を背負うことになる気がしている。…チャレンジする準備はできているよ」
「正直なところ、(僕のアプローチ自体は)変わらない。けど、毎日やっていかなきゃいけない。(今シーズンは)もっと多くのことを求められるかもしれないから、それに向けて準備していかないとね」。
デュラントが戦列復帰を飾った一昨季から、ネッツは優勝候補の一角として開幕を迎えて2シーズン連続(チームとしては4シーズン連続)でプレーオフへ出場してきた。だが一昨季はカンファレンス・セミファイナルの第7戦でミルウォーキー・バックスに敗れ、昨季はファーストラウンドでボストン・セルティックスにスウィープ敗退(4連敗)と、イースタン・カンファレンスを勝ち上がることはできていない。
今季もデュラント、カイリー、シモンズというオールスター経験者にハリス、セス・カリー、パティ・ミルズというリーグ有数のシューター陣、さらにはロイス・オニール、TJ・ウォーレン、エドモンド・サムナー、31日にはベテランフォワードのマーキーフ・モリスとも契約合意と報じられており、渡邊雄太もキャンプ契約(無保証)で加入し、豪華戦力を形成しているが、クラクストンはこう語っていた。
「(このチームにいる選手たちの)名前だけを見れば、僕らは間違いなくリーグでもベストなタレントがいるチームの1つ。でもこれまでの結果でもわかるように、それじゃ通用しないんだ。僕らは一丸になって、王座獲得という同じゴールに向かってやっていかなきゃいけない」。
ネッツには健康面に不安があるほか、今季も新加入選手が多く、シモンズも2シーズンぶりに出場するだけに、チームケミストリーの構築も重要となってくる。トレーニングキャンプ、プレシーズンゲームをこなしていくことで、どれだけ選手たちがまとまってケミストリーを作り出すことができるのかが、今季のネッツのシーズンを占ううえでポイントとなってくる。
そうした環境下で、クラクストンは自身の役割を増やし、主力の一角へ成長することができるのかも気になるところだ。
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