2022.10.17
8月24日(現地時間23日、日付は以下同)。今夏にブルックリン・ネッツへトレードを要求したと報じられていたケビン・デュラントがチームへ残留することとなった。
この日ネッツのショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)はリリースの中でこう話している。
「スティーブ・ナッシュ(ヘッドコーチ)と私、ジョー・ツァイ(オーナー)、クララ・ウー・ツァイは、昨日ケビン・デュラントとリッチ・クライマン(ビジネスパートナー)とロサンゼルスで会いました。そこで我々は協力して前へ進んでいくことに合意しました。私たちには1つの共同のゴールがあり、バスケットボールにフォーカスしています。ブルックリンへ優勝をもたらすため、持続的な球団を作っていくというものです」。
デュラントは7月1日のフリーエージェント(FA)交渉解禁初日にトレードを要求と報道され、今月上旬にオーナーと会った際にもトレードを要求し、自身の放出かマークスGMとナッシュHCの解任を求めていたと『ESPN』が報道。
だが今回に協議によって、マークスGMとナッシュHCは続投で、デュラントは今季もネッツでプレーすることとなった。
デュラントのトレード要求によって、移籍先候補にはマイアミ・ヒートやフェニックス・サンズ、トロント・ラプターズ、ボストン・セルティックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、さらにはメンフィス・グリズリーズも関心ありと報じられてきたものの、リーグの勢力図を変える可能性を秘めたトレードトークは終焉。
スーパースコアラーのトレード要求報道こそあったものの、今夏ネッツは着々と戦力増強を行なってきた。パティ・ミルズ、ニコラス・クラクストンと再契約を結び、トレードでユタ・ジャズから即戦力のロイス・オニール、FA戦線ではTJ・ウォーレンとエドモンド・サムナーの獲得にも成功している。
カイリー・アービングは今季契約(プレーヤーオプション)を行使して残留しており、背中を痛めて昨季ネッツ加入後も全休していたベン・シモンズ、ケガのため昨季長期離脱したジョー・ハリス、セス・カリーも在籍しているため、デュラントを含めた現有戦力がかみ合えば、一躍イースタン・カンファレンス上位候補に躍り出ることも十分可能と言えるだろう。
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