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今夏のブルックリン・ネッツは、ケビン・デュラントがトレード要求と報じられて揺れていたものの、8月下旬にフロント、オーナーとの話し合いによって互いに協力していくことで合意して事実上のトレード撤回。カイリー・アービングはプレーヤーオプションを行使して残留となり、ベン・シモンズが今季のネッツデビューに向けて順調にトレーニングを重ねている。
トレードとフリーエージェント(FA)戦線で、ネッツはロイス・オニール、TJ・ウォーレン、エドモンド・サムナーを獲得。さらにマーキーフ・モリス、渡邊雄太(いずれも無保証契約)とも契約し、トレーニングキャンプとプレシーズンゲームへ臨むこととなる。
そこで気になるのはチーム最古参のジョー・ハリス。在籍7シーズン目を迎える198センチ99キロのスウィングマンは、昨年11月中旬に足首を痛めたことで戦線離脱。その後手術をしたものの、結局コートへ戻ってくることができず、14試合のみの出場で平均11.3得点4.0リバウンド1.0アシストに終わっていた。
9月15日(現地時間14日、日付は以下同)、ハリスの代理人を務めるマーク・バーテルスタインは『ESPN』の取材に応じ、「彼はいい状態だ。すごく元気で、準備はできているよ」と話しており、今月下旬から始まるトレーニングキャンプ、10月4日に始まるプレシーズンゲームへ健康体で臨める見込みだという。
昨季14試合のみの出場に終わったとはいえ、ハリスは3ポイント成功率46.6パーセントで平均2.9本成功という高精度を誇っていた。今季はカイリー、ハリス、デュラント、シモンズ、ニコラス・クラクストンが予想スターターであり、今季もハリスは重要な役割を務めることが予想できる。
そしてパティ・ミルズ、セス・カリー、オニール、ウォーレン、デイロン・シャープらが控えているのも強力。もちろん、これらはあくまで主力の長期離脱がなければという話だが、依然として豪華戦力を有しているのは間違いない。
特にシモンズが健康体を取り戻してプレーメイクできるならば、シューター陣は最大限の力を発揮できるだろう。特にセス・カリー(43.95パーセント)とハリス(43.9パーセント)は、通算3ポイント成功率で現役トップ2に君臨するシューターたち。ハリスが健康体となって戦列復帰となれば、ネッツとしては頼もしいかぎりだろう。