2022.09.15

サンズのオーナーであるロバート・サーバーに1年の活動停止と約14億円の罰金処分が下る

サンズとマーキュリーのオーナーを務めるサーバー[写真]=Getty Images
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 9月14日(現地時間13日)、NBAフェニックス・サンズとオーナーのロバート・サーバーについて公式声明を発表した。同氏は人種差別的な発言や、従業員への不適切行為などの問題が2021年11月に『ESPN.com』で報道され、リーグは法律事務所に独自調査を依頼していた。

 調査の結果、サーバー氏は実際にいくつかの問題を起こしていたと結論が下され、サンズおよびフェニックス・マーキュリーにおける1年間の活動停止処分や、NBAの規約で定められている最高額の1000万ドル(約14億3000万円、1ドル143円換算)の罰金が下された。

 この一件についてサンズはTwitterで声明を投稿し、「我々は現従業員と元従業員に調査への参加を促すなど、サーバー氏がオーナーに就任してからの18年間に関するNBAの調査に全面的に協力しました。我々はすでに前へ進んでいることを誇りに思っています。引き続き、最高級の職場作りに努めてまいります」と話している。

 サンズに所属するクリス・ポールもTwitterでコメントを投稿。「他の方と同じく、報告書を見直しました。今回の制裁措置に関しては、実際に起きた問題に対処するには不十分であると思っています。被害に遭われたすべての方に、心よりお見舞い申し上げます」と語った。

 また、リーグの重鎮であるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も「NBAにそうした振る舞いをする場所はありません」とTwitterで反応。「どんな職場であろうと、差別が存在してはいけません。それはチームのオーナーであろうと、チームのためにプレーしていようと関係ないのです」と毅然とした態度をとっている。