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歴代屈指のポイントガードとして数々のハイライトを残し、現在はダラス・マーベリックスのヘッドコーチを務めるジェイソン・キッド。2011年にはダーク・ノビツキーとマブスで自身初優勝に輝いたが、彼にはその前にもトロフィーを手にするチャンスがあった。
キッドのキャリアでも、2001年から2008年まで在籍したニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)時代は注目を集めていたと言っていいだろう。2002年、2003年とネッツをNBAファイナルに導き、優勝こそつかめなかったが、2000-01シーズンには下位に沈んでいたチームを一躍して強豪へと変貌させた。
先日Youtubeで公開された『SHOWTIME Basketball』に出演したキッドは、当時のシーズンをマット・バーンズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)やスティーブン・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか)と振り返った。
NBAファイナル2003で相手チームのサンアントニオ・スパーズに所属していたジャクソン。彼との会話の中で、キッドは2003年のファイナルで敗れたあと、スパーズに加入目前まで話が進んでいたと明かした。
「ティム(・ダンカン)とポップ(グレッグ・ポポヴィッチ)に会って、話し合いに参加したんだ。ニュージャージーで何かを成し遂げたいという忠誠心や、『またファイナルに行けるかもしれない』という思いはあっても、ビジネス面での落としどころが見つからなかったよ」
2003年のプレーオフでは、1試合平均20.1得点7.7リバウンド8.2アシストを記録していたキッド。スパーズはトニー・パーカー(元スパーズほか)を司令塔に据えていたが、キッドの移籍が実現していた場合、スパーズはカンファレンスセミファイナルで敗退した翌2004年のプレーオフで異なる結果を残していたかもしれない。
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