2022.09.20

NBAドラフトの年齢制限が18歳以上に引き下げか…2005年以来初の高卒選手獲得が可能に

高卒ながら2003年のドラフトで1位指名されたレブロン・ジェームズ[写真]=Getty Images
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 NBAとNBA選手会(NBPA)が、NBAドラフトで指名できる年齢を、遅くとも2024年までに19歳から18歳に引き下げることで合意する見込みだという。『USAトゥデー』や『ジ・アスレチック』など現地メディアが報じた。

『USAトゥデー』紙によると、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは現行のドラフト制度における19歳以上という年齢制限について「リーグや大学バスケットボールのために機能していない」とコメントしているという。すでにNBAとNBPAはこの問題について非公式に議論しており、今回の交渉は正式な議論の第一歩となった。
 
 現在のドラフト制度が制定されたのは2005年のこと。それ以前にはコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)やドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)など、高校生ながら全米の注目を集めた選手が大学に進まずドラフトされた例も多くある。2006年以降は年齢制限が現行の19歳以上となり、大学に1年通ったあとにドラフトにエントリーする「ワン&ダン」という方法が有望な若手選手の中で一般的となっていた。

 この制度変更は、NBAとNBPAの双方の合意が必要となる。今後も修正点などについて議論を続ける予定だが、早ければ2022年のドラフトで年齢制限が18歳以上になる可能性もあるという。

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