2022.10.13

ネッツのベン・シモンズがSNSについて語る「図太い神経をもたなきゃいけないけど…」

“エアボール映像”拡散についてシモンズが語った[写真]=Getty Images
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エアボール映像拡散で「(SNSには)ずっと僕がいる。それがなくなることもないんだ」

 10月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツの選手たちは、ブルックリン・パークでファンへ向けたイベントを行い、ケビン・デュラントカイリー・アービングベン・シモンズというスター選手たちも姿を現した。

 そんななか、11日に公開された動画には、シモンズがミドルレンジからジャンパーを放つもエアボールに終わるシーンがあり、これがSNSで拡散してしまった。

 昨シーズン、メンタルヘルスと背中の痛みにより全休を余儀なくされたシモンズは、もともと3ポイントをはじめとするアウトサイドショットやフリースローに難を抱えていたこともあり、そのイメージがさらに広まってしまうことに。

 13日のミルウォーキー・バックス戦を前に、シモンズは『ESPN』へそのことについて「(SNSには)ずっと僕がいる。それがなくなることもないんだ。それにうんざりすることもあったけど、今の僕は『オーケー。僕はベン・シモンズだ。それが僕という男なのさ』って感じだね」と話し、こうも続けていた。

「あそこで僕がエアボールしていた映像が出回っていた。けど10人くらいが複数回のショットをエアボールしていた。けどある人たちは1つのシーンを切り取って、まるでそれがすべてかのようにしてしまう。ベンは(あれやこれが)できないとね。でもね。僕がどのショットもエアボールしていたと思ってるの? それは真実じゃない。だから図太い神経をもたなきゃいけない。けど気にするな、なんてできないよ。それがソーシャルメディアってやつなのさ」

 実際、シモンズはそのイベントで3ポイントライン付近からジャンパーを沈めているシーンもあった。だが残念ながら、SNSであのエアボール映像を見た人たちは“シモンズ=エアボール”というイメージが強くなってしまったことは否定できない。

 そのシモンズは、バックス戦で約28分プレーして7得点8リバウンド2スティールにゲームハイの10アシストをマーク。ネッツは107-97でバックスを下し、プレシーズンゲーム初勝利(1勝2敗)を手にした。

 2シーズンぶりの復帰に向けて前進を続けるシモンズは「チームの皆、コーチングスタッフ、この組織からサポートしてもらっている。ケブ(デュラント)、カイ(カイリー)にはすごく助けられているし、ロイス(オニール)も最高だね。ホームみたいに感じている。普段の自分でいられるし、練習へ励むことができている。それを除いても、僕らには一緒に練習を重ねてケミストリーを構築することが必要なんだ」とも話していた。

 新天地で公式戦デビューを控えるシモンズが、ここまでの時点で快適な環境でプレーできていることは、ネッツにとって間違いなく好材料。これからもやるべきことに集中していけば、コート上で強烈なダンクや鮮やかなアシストなどを見せて観衆を沸かす日も訪れるだろう。

 ネッツは今後、15日のプレシーズン最終戦(対ミネソタ・ティンバーウルブズ)をこなし、20日にレギュラーシーズン開幕戦(対ニューオーリンズ・ペリカンズ)を迎える。

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