2022.10.31

3試合ぶりに出場したザイオン「まだ少し痛みがある。でもプレーするのは大丈夫だった」

今シーズン4戦目の出場となったザイオン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

「彼が戻ってきてくれてうれしいね。彼がボールを持てば、私はこれまでも言ってきたことだが、正しいプレーをしてくれる。彼自身で点を取るかチームメートたちを見つけだすか、あるいはキックアウトするかに限らず、動き続けていた。彼は見事だったよ」

 そう語ったのは、ニューオーリンズ・ペリカンズウィリー・グリーンHC(ヘッドコーチ)。10月31日(現地時間30日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で、ペリカンズは112-91で快勝し、今シーズンの戦績を4勝2敗とした。

 グリーンHCが口にしていた“彼”とは、ザイオン・ウィリアムソンのこと。2シーズンぶりの戦列復帰を飾った22歳の巨漢(公称198センチ128キロ)は、24日のユタ・ジャズ戦でショットを放った後に落下したことで右の股関節後方と腰を打撲し、2試合を欠場していたのだが、この試合で3試合ぶりに復帰。

 スターターとしてプレーしたザイオンは、30分32秒のプレータイムでフィールドゴール成功率52.9パーセント(9/17)の計21得点12リバウンド7アシストの活躍で勝利に貢献した。

「まだ少し痛みがあるよ。これまで何度も落下したことはあった。けどあんなふうに落ちたことはなかったんだ。でもプレーするのは大丈夫だった。本当の深刻なケガでない限り、僕はバスケットボールをプレーする。それが僕なのさ」とザイオン。

 この試合、ペリカンズではCJ・マッカラムが22得点5リバウンド3アシスト、ナジ・マーシャルが17得点6リバウンド4アシスト2スティール、トレイ・マーフィー三世とラリー・ナンスJr.がそれぞれ15得点、ヨナス・バランチュナスが11得点7リバウンド5アシスト、デボンテ・グラハムが9得点6アシストをマーク。

 チーム全体で32アシストを記録しており、ザイオンにとってもキャリアハイの8本まであと1本に迫る好数字。ザイオンは「このチームにはスペシャルなシューターたちがいる。僕は彼らを見つけることができ、彼らはショットを決め切ることができるんだ」と現有戦力に自信を見せていた。

 ペリカンズは11月3日にロサンゼルス・レイカーズ戦が組まれているほか、今後の5試合のうち4戦がアウェーゲームで、2連戦もあるためタフな日程で戦っていくこととなる。